とても大空間を実現させながら、
暖かくて、気密性がすぐれたツーバイフォーで和風という住宅を拝見。
和のしつらいが施されたアプローチ、玄関を入って、
見上げるばかりの大空間が高々と迎えてくれました。
これだけの大空間を在来木造で作るとすると、
相当大きな構造材が必要になってくるはず。
そういう意味では、ツーバイフォーで作ったというのは合理的な選択といえます。
在来では小屋組だけでも、たくさんの構造材があらわれてくるはずですから、
その点だけで考えても、ツーバイフォーのほうが合理的。
大空間で、ほんわかと暖かい室内環境も実現していて、
でも、天井にはなんと、葦簀(よしず)も張られている和の空間。
って、在来工法では、普通こういう仕上げは考えないようなデザイン。
全体としては和風の感じを持つのですが、
ちょっと違う、スケール感覚の違う和風、という感じでしょうか。
写真は2層分の吹き抜け天井空間を持つ2間続きの和室から
隣接しているリビングルームを見返したところ。
ちょっと不思議な感覚に襲われるようなインテリア空間です。
ビルダーさんに聞いたら、建て主さんの要望が和風住宅ということで、
ツーバイフォーを専門に作っているけれど、
在来工法でも積算してみたのだそうです。
そうすると、構造材だけでもかなりのコストがかかる計算になったので、
こういう和風ツーバイフォーフォーという住宅に
挑戦してみようということになったのだとか。
とくに玄関からすぐの2間続きの和室は確かに壮観。
天井は高々と10m近くあり、間延びしないようにと、
1階天井部分には木組み格子もデザイン的にあしらっています。
とてもデジカメでは全景を表現することが出来ません。
今度1月15日発売のリプラン東北版に掲載予定ですので、
興味をお持ちの方は、ぜひごらんください。
まぁ、買っていただくのは強制ではありません(笑)、って宣伝っぽいですけど(汗)。
Posted on 12月 7th, 2006 by replanmin
Filed under: 住宅取材&ウラ話
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