すっかり寒さがつのってきて、札幌では遅かった初雪も降りましたね。
この時期になると、朝、なかなか日が昇ってこないので、
早朝散歩の時間が取れなくなってきます。
だいたい、いま時期だと、6時半を過ぎないと明るくならない。
で、1時間も散歩すると、そのあとの仕事の段取りに影響してくる。
そんなことで、寒いと言うよりも、時間が取れなくなって
やむなく散歩しなくなってくる、という時期なんですね。
しかし、そこへいくと、出張の時って、比較的に時間が取れる。
そんなことで、先日、弘前の街を早朝散歩。
というよりも、久しぶりだったので、すっかり建築散策になってしまいました。
弘前の街は、文化的な建築が多く残されている街で、
お城の周辺地域、城それ自体も含めて、見所がたくさんありますね。
そんなお城まわりで発見したのがこの写真の家。
40年代か、50年代か、いずれにせよ、
モダンデザインのユニークな家ですね。
端正なキュービックボックスに、壁は原色っぽい彩色で
カラフルに塗られていますが、まぁ、落ち着きのある色合いとかたち。
面白いなぁ、ととなりの駐車場側に回り込んで、
右の写真のような玄関脇の窓飾りも発見。
え、むかしのアップルコンピュータファンの人の家?
って思わず、思ってしまうようですよね(笑)。
そうじゃなくて、きっと、リンゴの街・弘前、津軽のシンボルとして、
住宅にもあらわしてみた、というところなんでしょうね。
いや、しゃれておりまして、脱帽いたしました。
こういう建築がメインストリートに残っているというのは、
素晴らしいことである反面、この地区に現代的な都市機能が形成されていない、
ということも同時に表現しています。
そのへんが地方都市という存在の悩ましさではありますね。
先日紹介した、東京の変貌し続ける街並みと比較したとき、
いろんなことを考えさせてくれる街並みだと思います。
Posted on 11月 14th, 2006 by replanmin
Filed under: 出張&旅先にて
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