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木造応急仮設を建てた職人さんたち

きのうは福島県須賀川市で、板倉工法の主唱者で開発者の安藤邦博先生の講演会を取材。
先生は、仙台市生まれで現在、筑波大学の教授。
今回震災ではつくば市で地震に直面し、
かなり大きな被害も出たと言うことですが、
身の回りの復旧がメドが立って、それからは東北のことが頭から離れなかったといいます。
それまでも伝統木工法の研究者として、
多くの古民家が残る福島県とは縁があり、
震災に加え、原発災害まで折り重なる福島県をなんとか支援したいと考えたそうです。
で、木造での応急仮設住宅の実現に大きく尽力されました。

詳細については、
この秋11月に発行予定の「東北の住まい再生」2で発表いたしますが、
最後に見せられた職人さんたちの、
仕事をやり遂げたあとの清々しい笑顔のスライド写真が
そのすべてを語っていると思います。
復興するんだ、という精神は、まず建築がその心意気を見せなければならない。
そういう気持ちが、木造を作った職人さんたちの表情に満ちている。
そう感じたのはわたしひとりではないと思います。

さて、そうなんですが、
そこからの帰り道が大変でした(笑)。
先生の話が、長い長い・・・。
まぁ、ものすごくいいお話しで、わたしも席を離れられない。
でも、1時間以上オーバー、3時半には終わる予定が、ほぼ5時まで終わらない。
わたし、仙台からフェリーで夜7時半には出港しなければならない。
おいおい、であります。
泣きそうなんですが、先生のお話は本当に素晴らしい・・・。
あぁどうしよう、であります。
ようやく終わって、先生にお疲れさまでした、とても素晴らしかったです、
この間、先生の仮設住宅取材した三木ですわたし、
この内容をまとめて雑誌で発表させてください、よろしく。
と、マシンガンのように先生に伝えて、
「あぁ、あなたですね、ハイわかりました」と言っていただいて、
確認を済ませたあと、即ハンドルを握って総距離170kmを発車。
いまの東北道は、例の無料走行制度もあって、2車線とも走行車線になっていて
ずっと渋滞が続いております。
ハラハラドキドキですが、まぁとにかく安全運転と、
疲労を最小化させるように努力しながら、ひたすら、走行。
さすがに140km以上来たあたりで、
疲労もあってややフラフラするので、パーキングでかけそばを一杯。
10分ほどの休憩後、再び走行開始。
最後の、仙台東から仙台港北インター間が渋滞という情報を受けて
仙台東で下りて一般道へ。
最後の最後で、道をちょっと間違えましたが、
滑り込みで、フェリー受付へ。
今回はクルマは残して、カラダひとつだったのでギリギリ間に合いました。
でもさすがにどっと疲れが出てそのまま、夜7時半からベッドで即死状態(笑)。
でもまぁ、なんとか深夜3時前に気絶から復活。
4時過ぎから原稿まとめに入って、こうしてブログも書き上げました。
その後、フェリー埠頭に迎えに来てもらって、わが家到着です。
でも、これからまた夜遅くまで出掛けなければならない(泣)。

それにしても、いい講演を聴くことが出来ました。
安藤先生、ありがとうございました。

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