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震災後の通信

きのうもいろいろな動きがあって、
Replan東北版の4月21日発行号を順延して、
7月21日に発行を目指すことを正式にアナウンスしていきます。

震災からきょうで、2週間経ったわけですね。
実にさまざまなことが起こり、
そしてその間、人間同士のさまざまなやりとり、通信がありました。
あらためて考えてみると、
こういうやり取りに、これまで以上に、
ある想像力が働きつつあるのではないかと、思い始めています。
ごく普通に、抑制的に書かれているなかに
本当の普通の感覚がそこにあって、
そういう感覚が、大震災に向き合って、いま、言葉を交わしあっている。
そういった実感を深く感じております。

石巻に在住するスタッフから
連絡をもらいました。
きのう、札幌のスタッフ一同から見舞いの品を贈ったのが
届いた、その返信お礼だったのです。
石巻は、いまでも行方不明者がたいへん多く、
スタッフの家も、ごく近くまで津波が押し寄せて、
ほんの少しの差で建物的な被災を免れたのです。
娘さんが、この春、めでたく小学校を卒業したのですが、
きのうようやくその卒業式が行われたそうです。
その様子の写真が送られてきて、
本当に目頭が熱くなってしまった。
校舎は当然、避難所になっていて、体育館は卒業式に使えなくて
「多目的ホール」という代替の場所で行ったそうです。
で、贈られた段ボールの品々を娘さんの「卒業祝い」だといって
彼女に開けさせている写真もありました・・・。

どういう状況の中でも、
ひとが生きていくことで、ひとが解決していくしかないのだと
ごく当たり前のことに、今更ながら気付かされております。

<写真は、「東北の住まい再生情報広場」への北上小菅工務店さんの通信より>

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