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北方先住民の食

きのうは夜なべ作業でいろいろな写真やデータと格闘していました。
やや眠たいけれど、まずまずの進行ぶり。
全体構成の構想を固めながら、徐々に具体的なものに仕上げていく。
さぁ、今日から3日間、さらに格闘であります。
っていうことなので、
ブログは、あんまり関係ないテーマということで(笑)
あんまり住宅ばっかりだと、頭が混乱してくるのですね。

で、パソコンのなかを見ていたら、
以前講演を聴いた北方先住民のみなさんの食事についての写真が目についた。
このときにはアイヌのみなさんの基本食・オハウのサケ版をいただいたのですが、
味が薄いと感じて、名だたる考古学の大先生に
「あのぉ、塩って、どう入手していたのですか」
と思わず質問してしまったのですね。
お答えは残念ながら闇の中で、
先生たちも、そういう文献記録にお目に掛かったことがないそうです。
アムール川周辺から、サハリン、北海道島の先住民のみなさんにとって
基本食は、サカナ。
保存するために、乾燥させているのが一般的。
その乾燥したものを、上の写真のようにスープの中に入れて
「オハウ」として食べるんですね。
ジャガイモは、このなかに必ず入れられるのだそうです。
しかし、ジャガイモは南米原産で世界に広まったのは、
西欧世界人が大航海時代に突入してからなんですね。
それがかれらの基本食になるのですから、
世界は広いようで、まことに狭い。
先日から読んでいる考古学の先生の本を読んでいたら、
アイヌや檫文の「サケ漁」は、交易のために行われたシステムなのだそうです。
よく先住民のみなさんのことを、自然と共生していた
っていうようにお伽噺のように語るケースがありますが、
実態はそうではなく、たいへん脂ぎった世界でもあったようです。
縄文期には、サケへの偏執的な興味は感じられず、
それ以降、かなり意図的なものがそこに加わってくるのだそうです。

こういう食べ物ネタを書きたくなると言うのは、
やはり、お腹も減っていると言うことかなぁ(笑)。
ということで、まだまだ、作業頑張りたいと思います。ではでは。

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