写真はわたしの毎日の散歩道のなかの
西野緑道です。この道は確か札幌市の都市景観賞を受賞しています。
周囲を流れる「発寒川」に沿うように残されていた土地を
ランドスケープデザインして、自然の中の遊歩道として整備したもの。
住宅ではないけれど、こういう部分もやはり広い意味で建築的空間。
実際、こういうデザインに携わっている人たちは
建築の世界の人が多く、そういう審美眼を通しての
自然の造形デザインということなのです。
白樺の並木のしつらいなど、非常に建築的でバランスがとれていますね。
発寒川の流れに沿って、下流側から上流側に向かって
毎朝、約4〜5kmの散歩道の中での定番コースになっています。
四季折々、さまざまな表情を見せてくれまして
生息している小鳥たちやリスなどの小動物も楽しめます。
初冬の頃には、冬眠前のヒグマの出没情報も寄せられます。
って、出会ったことはないんですが(笑)
そういう話題が出る頃には、まぁしょがない、
ということで散歩もお終いになる訳なんです。
春のこの時期は、美しい緑と色とりどりの
花々が咲き乱れてくる時期。
こうしてデジカメを持って花たちを撮り続けていると
次から次へと、シャッターチャンスが連続してきて
目の飽きることがありません。
実際、多くのみなさんが、いろいろなテーマで写真を楽しんでいて
って、いまはカメラがものすごく進化しているから
プロも顔負けのような素晴らしい映像を納められますね。
まぁ、わたしはまだ、そういう涅槃のような世界には
縁遠いのですけれど、仕事生活が一段落したら
こういった趣味というのも、楽しいだろうな、と思います。
しかし、不心得な人間というのは、残念ながらいるもので
左上のツツジの写真は
この公園に隣接したある大型病院の庭のものなんですが
撮影の許しを得て、写真を撮りながら聞いた院長夫人とおぼしき方のお話では
なんと、めぼしいシャクヤクの苗木が根こそぎドロボーされたということ。
「花泥棒はなんとかとかはいいますけどね・・・」と
寂しそうにされていました。
みんなに見えるように、丹精して庭を造ってくれている人の心が
全然、思い浮かばないものなんでしょうかね。
なんともやりきれないものです。
まだ若いときには、あんまりこういう部分、っていうか
こうした「心を和ませる」ようなひとの心映え、には心が至らないもの。
ようやくそんなことが、身にしみてくるような・・・、
って、だいぶ、歳かなぁ。やばいですね。
まだまだ、生涯現役、仕事でがんばりたいと思っております(笑)。
Posted on 6月 7th, 2006 by replanmin
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