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米韓軍事演習

さて、本日から12月1日までの日程で
米韓軍事演習が黄海で行われる予定。
先週の韓国軍による北朝鮮近海での演習と、北朝鮮による砲撃、
それによる韓国領土での民間人の死傷者発生。
こういった緊迫した情勢の中で
人員6000人を載せたアメリカの原子力空母ジョージ・ワシントンを
主軸に、実戦さながらの演習になると思われる。
この演習期間中、日本の閣僚は関東圏内での禁足令が出され、
情勢変化に随時対応する予定だと言うこと。
中国から韓国に、アジア問題の最高責任者が急遽訪問して
外務大臣と会談するなど、緊迫したやりとりが見られる。

アメリカの真意は、さてどこにあるのか?
軍事的な意志は、当然、深く秘されるものだろうから、
どうしようと考えているのかは、闇の中。
場合によっては、交戦状態に突入することを
狙っているのかも知れない。
軍指令者にそのことを許可している可能性がある。
経済的危機、先の中間選挙での与党の敗北などの
きわどい状況に置かれ「激怒」したと伝えられている
アメリカ最高司令官は、どういった決断を下すのか
危機を突破する手段として、
戦争というのは、きわめて持ち込みやすい論理だ。
どうも、きなくさい匂いが漂う気がする。
北朝鮮に対する国際的な世論誘導も、即座に出てきている。
3代続けての世襲による権力委譲に対して、
軍内部で不満が極限まで高まっている、という真意定かならぬ情報の流布。
沖縄米軍基地問題での日本政府のジグザグ。
さらに、そういう日米関係を見越しての、
最近の中国・ロシアの領土問題での日本への露骨な干渉。
そういう情勢へのアメリカとしての意思表示はどうあるのか。
アメリカの軍事的世界戦略として、
ここで、単なる示威行為として穏当にことを納めるか、それとも。
米中のやりとりでも、
アメリカの威信を傷つけるような発言が中国側からあった、と
伝えられている。
「アメリカが北朝鮮と対話しないからこんなことが起こった」
と、中国側アジア問題責任者からの発言があったといわれている。
このような状況を総合すると、
どうも、なにが起こるかわからない一歩手前。
北朝鮮側にしてみると、
目の前で敵主力が軍事演習を行ってきているわけで、
国内的な問題を抱え続けてきて、自制的に行動できるのかどうか、
権力の基盤の強弱も含めて、不明点が多すぎる。

どうもこの週末は、このことから
目が離せないと思われてなりません。

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