Replan北海道では連載コラムとして「北欧fika」を掲載中。
いまではReplanWEBマガジンの方でもアップさせてきております。
作者の大村 裕子さんは、北海道大学出身の建築家で同地在住。
というご縁で、コラムを執筆してきていただいています。
北欧は北海道が高断熱高気密住宅開発に全力で取り組み始めて
もっとも親近感を持って学び、協同してきた地域。
同じようにロシアというやっかいな周辺国家の存在に悩まされてきて
寒冷積雪という生存条件を共有している世界のなかでの「友だち地域」。
北海道の住宅建築は東京に右ならえする、ほぼあらゆる領域とは異なって
ニッポンに学ぼうにも学びようがないという不幸に見舞われた。
「暖かい家にしたいのですが、どうしたらいいの?」
「えへん、それはだね、・・・そんなの知るか!」
「家は夏を旨として通気性の良い、隙間の多い家がいいんだよ」
というような応答の結果、絶望せざるを得ず、
なお、日本的耐え忍び生活文化を最上級文化として崇めさせられてきた。
東京の建築家が建てた「高級住宅」が寒冷の前になすすべなく破綻した。
そういうなかで北欧や北米に学びぶしかない、ということで、
多くの建築研究者たちが彼の地にたくさん学びに行った経緯があります。
鎌田紀彦先生も北欧で研究生活を送り、福島明さんなども行った。
行って見たら、馴染みのある積雪寒冷で、日射条件はさらに北海道よりも厳しく
冬場には日照が4−5時間しか無い気候風土を体験させられたけれど、
そういう空気感にはげしく「共感」が育ったことは事実。
大村さんは、そういう遠くて近しい地域のいまを定期的に伝えてくれているのです。
今回コラムでは、彼の地が生んだ世界的建築家・アルヴァ・アアルト設計の
カフェショップについて紹介されています。
寒さの底にある建築の「あたたかさ」をご覧ください。
「アルヴァ・アアルト設計の空間で味わう、季節限定スイーツ。」
Posted on 2月 2nd, 2019 by 三木 奎吾
Filed under: 住宅マーケティング
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