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【秋田で本日講演 in 他誌さん主催イベント】

わたしはどうも好奇心が人一倍強いタイプのようで(笑)
面白そうなことがあると、つい強い興味を抱いてしまう。
ここ十年くらい前から「人類史」通史みたいなことに強く惹かれているのは
わたしのブログを見ていただくと明瞭なのですが、
ちょうどNHK「人類誕生」を興味深く観ていて、
現生人類ホモサピエンスの出アフリカから全地球への進出動機、
そのきっかけみたいなことに興味が集中しています。
これまでの人類史では、これについて明確な回答はなかったと思いますが、
今回のこの科学番組では「好奇心」ということにスポットを当てていた。
現生人類が地上に現れた時期、20万年前くらいに、
大きな寒冷化気候変動があって、それまでの生息域・中部アフリカが
乾燥化が極端に進行して、個体数激減の危機に瀕した。
現代人類はDNA的に非常に均質とされますが、
それはこの時期の人口減少で10,000個体くらいまで激減したことが
その原因であるとされていました。
なんとか逃げて南に向かったご先祖さまが、アフリカ大陸で稀有な
貝類の宝庫の海浜地域まで至り、それまでの食習慣にはまったくなかった、
この貝類を食料として生き延びた、とされていたのです。
そのキーワードとして、好奇心というテーマが浮かび上がっていた。
未知のものに挑戦しなければ生き延びられないという過酷な環境の中で
やむなく食べ始めたら、そこからパラダイムシフトが起こった。
で、80,000年前くらいから、現生人類は世界進出を開始した。
たぶん、「海に沿って未知なるものを探していけば、
飢えることはないだろう」という集団知が背中を押したに違いない。
この拡散行動を支えた心理は、好奇心だったというように示唆していた。

わが身に照らして、激しく同意させられる(笑)。
今回の秋田講演は、わたしのこの現生人類的ツボを強く刺激された結果。
というのは、お申し出を受けたのが住宅雑誌としては競合関係にある
秋田のJUUさんという雑誌企業からの申し出だった。
写真のようなイベントがあって、その講師としてわたしにオファーがあった。
う〜〜む、どうしようであります(笑)。
でもまぁわたしも建築知識ビルダーズさんや、
新建築住宅特集さんなどとは情報交流関係もある。
ちょうど日曜日で仕事がオフでもあるし、年寄りには特段の予定はない。
ということと、やはり「競合誌さんがなんでわたしに」という
好奇心が刺激される部分が大きかったのですね。
そんなことですので、主催者の方とお目に掛かるのもはじめて。
どんな未知との遭遇があるか、不安と好奇心につつまれて、
いまようやく、プレゼンデータが完成したところであります。
ふ〜、あとは気力でお話しを一気呵成にマシンガンであります。

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