写真はわが家の外部散水蛇口であります。
27年前の新築時から使用しているけれど、しばらくはあんまり使っていなかった。
っていうか、人間の建築メンテナンスコントロール能力って
ある一定レベルを超えるとなかなか難しくなるのでしょうか?
以前まで床面積86坪の「自宅」と、敷地面積114坪・床面積83坪の「事務所」の
両方のメンテナンス、保守管理をやっていたわけですが、
冬場の「除雪」も含めてこれだけの面積コントロールは、なかなか難しい。
なので、自宅の方のメンテナンスは、あんまり熱心にはしていなかった。
正直に言えば、この散水栓のことは考えないでいいように、
ほとんどこの10年くらいさわったことがなかった、というのが真実(笑)。
相当前の記憶で、なんか面倒だった記憶だけが残っていたのです。
今回再度使い始めてみて、新築当時以来、この散水栓の蛇口形状が
どうも一般的なヤツとは違うという事実にようやく気付いた。
蛇口が普通と違うのでうまくいかなかったことを思い出した。
で、時間もないしとあきらめ、そういうメンテナンスをしないで来ていた、
という事実すら忘却していた(笑)。「見なかったことに」していた。
そういう自分のダメさに正面から今回向き合って、この蛇口と対話した。
購入してきた散水装置付属の接続法では蛇口からジャバジャバと漏水する。
なので接続部位の寸法を測り、スマホで写真に撮ってDIYショップで
相談に乗ってもらったという次第です。
そうしたところ近隣のショップ、ホーマックさんのベテランさんたちが
写真を見て目を丸くしていた、「なにこれ???」。
かれらもこういう蛇口形状は初めて目にしたのだそうです。
この蛇口は四角い地下埋設型のボックスに入れられて金属板で被覆されている。
その地面からの高さが非常に低いので、蛇口がどうもいじめられて
パイプ部分の長さもカットされ、なお蛇口部分も特殊加工されている。
取り付け散水装置とのジョイントを簡便に出来るよう考えて作るのだろうけれど、
それが十分にされていなかったのだと、27年経って気付かされた。
接続させるには特殊な大口径ジョイントでなければならないのと、
それであっても口を締める3本の+ネジのうち、ドライバーでは
1本しか回すことができない(!)。作業空間すら確保できないのです。
27年前にはスマホもなかったので、写真を見せて相談も出来なかったのですね。
この程度のことなので、いちいち建築サイドに連絡もしなかった。
まぁ、別に怒るほどのことでもないのですが、困った「特殊仕様」。
きっと、いろいろな諸条件の結果だったのでしょうね(笑)。
で、工夫してネジを少し締めてはジョイント自体を回転させながら
なんとか、安定的な接続状態を実現することが出来て、
スムーズな散水が出来るようになったところであります。
ふ〜〜、やれやれ。
Posted on 5月 25th, 2018 by 三木 奎吾
Filed under: 住宅マーケティング, 住宅性能・設備
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