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【4.11東大名誉教授・難波和彦氏 札幌で講演】

最近、Replan誌と東京の設計者との関わりがあります。
とくに昨年の新建築住宅特集誌での「環境住宅特集」について、
寒冷地住宅雑誌として意見を申し述べたことが話題になったようで、
その後、その巻頭論文を執筆された川嶋範久・東京工業大学助教と
北海道内住宅見学アテンド、対論会の開催など論議が続いています。
この「対論」については、いまのところ発表しておりませんが、
北海道と東京の住宅建築界の「環境建築」認識を巡っての
きわめて興味深いやりとりがありました。
また、川島氏が中心になっている日本建築学会 地球環境委員会
「地球の声」デザイン小委員会<塚本由晴氏主査川島氏幹事>にて
わたしどものブログ上での発言に対して参加者、とくに
川島氏の東大での先生にあたる難波和彦氏から留意の発言がありました。
その後、難波和彦氏の「箱の家」シリーズが北海道にて計画が持ち上がり、
いろいろにその情報に関わってきております。
さらに難波和彦氏からは、北海道の地域住宅技術認証である「BIS」の
北海道外・仙台での講習会に参加され、その後の試験も受験されて
みごと「BIS」資格も取得されています。
氏の建築の4層構造の2層目、エネルギーを考える上で
北海道が地域として取得してきた技術的地平は、大いに役立つと思量します。
難波氏の紹介については、以下にWikipediaを抜粋します。

〜グッドデザイン賞インテリア、吉岡賞(現新建築賞)・住宅建築賞などの
受賞歴をもつなど意匠設計者として評価されると同時に、
サステナビリティ (持続可能性) を考慮した建築作品群により、
工業的側面からも評価を得ている。
代表作として「箱の家」シリーズがある。「箱の家」は、
標準化・多様化・サステナビリティをコンセプトに掲げた
都市型住宅のプロトタイプとしてデザイン・開発され、
多様な敷地・意匠・構造のもとに百数十棟が建設されている。〜

ということですが、今回4月11日には北海道札幌で開催される
北海道の地域工務店グループ・アース21での講演を快諾いただきました。
わたしどもは日本における一地方である寒冷地・北海道に出自を持つ
「地域住宅雑誌」の立場ではありますが、
最近、関東以南地域でも「環境性能」についての気付きが進んでおり、
北海道が地域として切り開いてきた「性能とデザイン」について
より大きな「対話」が可能なのではないかと思っています。
難波和彦氏の講演が、ひとつのきっかけになればと希望します。
わたし自身はアース21の一賛助会員に過ぎませんが、
多くのみなさんにこの講演について情報開示することにいたします。

<写真は当誌「関東版」にて取材の氏設計の「箱の家」正面外観>

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