オール電化の暖房方式についてはいろいろな動きがあります。
一時期はほぼ蓄熱暖房器一本という動きだったのですが、
現在は、省CO2の流れの中で、ヒートポンプ技術をいかに
家庭用のエネルギーとして普及させるか、ターニングポイント的な局面。
そんななかで注目を集めてきているのが
ごらんのような床下空間利用のエアコンによる暖房。
基礎断熱された床下土間をピットとして利用して
暖気上昇させて暖房しようという考え方。
寒冷地でも普及のスピードが増してきそうな雰囲気です。
先日も、秋田県での取材でエアコン1台での暖房が行われていました。
エアコンはヒートポンプ技術そのものであり、
これだけで暖房がまかなえられるのならメリットは大きい。
実際に秋田県能代市の事例では、まったく問題なく利用されていました。
わたしが初めて見たのは、もう2年前くらいの山形県での事例でしたが
その後、東北を中心にチャレンジが続いてきたようです。
ことし、北海道でも本格的に利用しようという動きがあります。
こうしたヒートポンプ技術利用については北海道は
やはり大きなハンディキャップがあります。
熱交換の効率がやはり他の地域に比べて劣るのが実際。
寒冷地用のヒートポンプ技術の進展は
世界的に見ても日本が先陣を切っている部分なので
大いに期待したいところなんですが
大手家電メーカーにとっては、3%経済地域に大きな投資をするのは
なかなか現実的選択ではない。
研究開発費が寒冷地用に振り向けられるのは限られるのでしょうね。
しかし逆に言うと、断熱性能技術で家の性能を向上させて
それでエネルギー問題を解決させるという方向性としては
やり方はあるのかも知れません。
発展が待たれるところですね。
さて、本日から3日間、
東北岩手県から北海道の住宅視察に多くの方が来られます。
昨年は、雪に直撃されてスケジュールが飛んでしまったものの
再チャレンジであります。
なんとか、無事に北海道に到着して欲しいものですが、
今朝からは雪が降っております。
大きくは天気、崩れないということなので大丈夫とは思いますが、
この時期、やはり北海道、なかなか一筋縄ではいきません。
北のくらしデザインセンター
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Posted on 2月 16th, 2010 by replanmin
Filed under: 住宅性能・設備
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