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住宅業界の状況

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北海道では、朝晩の冷え込みがどんどん厳しくなってきています。
わが家でも、床暖房の灯油ボイラーを点検したところ、
「リセット」ランプが点滅する。
で、リセットボタンを押すのだけれど、その後、運転休止してしまう。
だいたいこういう冬準備は、休日にすることになっている。
で、こういう不具合が出ると、メーカーのメンテナンスに連絡を取りたくなるけれど
休日なので、留守番電話で「お掛け直しください」という無情のアナウンス。
まぁ、しょがない、週明けだ、という次第であります。
わが家は床面積が広いので、やはり燃費がかかる。
ことしは、さらに工夫をして燃費を下げたいと考えているのです。
写真は、先日の美幌行きのときに通った石北峠。
クルマのタイヤは、事前にスタッドレスにしてあったのですが、
それにしてもさすがに雪が積もっているとは思いませんでした。
台風の時には、道東地域の峠という峠、みんな積雪したそうで、
まぁ、たぶん、すぐに消えてしまっているだろうと思っていたのですが、
その後の低気圧がかなりの勢力で、
ごらんのような峠道になっておりました。
一足飛びには行かないのですが、
これから寒さが段々優勢になっていく季節の到来ですね。
仕事はそれにつれて、年末年始に向かって忙しくなっていきそう。
ことしはとくに、北海道内の新築住宅棟数が2万戸台にとどまりそう、
っていうような予測が出てくるほどの状況。
マンションなどの需要が落ち込む中で、
戸建て住宅もずっと2割3割減状況が続き、
さらに「長期優良住宅」認定作業の遅れで、比較的元気なビルダーも
そういう外的要因から、棟数を減少させています。
「長期優良住宅」不況、っていうような声も出てくる始末。
景気対策としての側面もあって、ことしの2次補正予算で決定した事業ですが、
「耐震等級2」という制度的な縛りが、申請作業のベタ遅れを招き、
結局は、ほぼすべての住宅で構造計算書が必要になり、
そういうコスト上昇圧力もあって、どうにも「景気刺激」という側面は
むしろ反対の、景気減速要因になりつつあります。
補助金による政策って、どうにも書類の山を作るばかりで、
実態的な仕事には繋がらないのではないかという声が大きくなっています。
「長期優良住宅」の100万円コースは
全国の中小工務店に向けての需要促進策だったのですが、
5000戸の目標に対して、締め切り間近のいまになっても1000戸前後という状況。
硬直化した行政運営手法が、経済実態を把握していない。
全体として、官庁組織が機能不全を起こしているのではないかと思われます。
以前の建築確認厳格化による建築不況と同じ轍を
ここまで踏むものか、と暗澹たる思いがします。
まぁ、そうはいっても前に向かっていくしか方法はありませんね。
北のくらしデザインセンター
NPO住宅クレーム110番|イザというときに役立つ 住まいのQ&A
北海道・東北の住宅雑誌[Replan(リプラン)]|家づくり・住まいの相談・会社選び

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