写真は青森県十和田市での住宅の様子。
地元の松田工務店さんの施工例です。
外観に深みを持たせたいと考えて、ごらんのような工夫をしていました。
窓枠の外側にツーバイフォー材である、2×12材をタテに造作して
窓をぐるっと囲んでいるのです。
上下階で窓の位置を揃えて、
それをぐるっと、この立体的「窓枠」で囲んでいるという次第なんですね。
直接的には窓下にフラワーボックスを造作する下地になります。
2×12は30cmほどの材ですので、かなりの奥行きになる。
上や左右では、庇のようにも機能して
夏場の日射遮蔽効果もある。
また、窓辺の保護という意味合いもある。
というのが機能面ですが、
一番狙っているのは、窓辺の陰影を濃くさせるという効果。
できれば木製窓を採用したいけれど、
予算的にどうしても樹脂サッシの採用になる。
そうするとどうしても色合いも選びにくく、平板な雰囲気になる。
それに対して、このような工夫をすると太陽光の変化で内観でも
外観でも、いろいろな陰影が作られて、
変化を楽しむことができる。
外観に変化を付けたいというのは、一般的に
たいへん大きい部分だと思います。
作り手としては、なんとか、特徴的で面白い効果を狙いたいと考えるもの。
以前見たのでは、窓まわりの外側に
窓を囲むように枕木を張り付けたものまでありました。
窓と外壁面との位置取りとか、雰囲気が外観的な印象では
大変、ポイントが大きい。
まぁ、面白い仕掛けだなぁと思われた次第です。
北のくらしデザインセンター
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Posted on 9月 3rd, 2009 by replanmin
Filed under: 住宅性能・設備
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