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トマムタワーの外断熱改修

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先週土日の道東旅行の帰り道、
トマムリゾートの前を通りかかりました。
で、ふと思い出して写真に収めた次第です。
なんだったか、この話題、あったよなぁ・・・であります。
記憶領域のブックマークが一杯になって、どうも細かく記憶しておくことが難しい。
「まぁ、あとで調べりゃぁいいや」ということで置いておいたところ。
で、ちゃんと忘れず、調べました。
(そういえば、先日ブログに書いた「換気付きかまど」を調べなければ)
そうすると日経アーキテクチャさんの記事にありました。
なんでも、このタワー、竣工後20年前後ということで、
外壁のタイル打ち込みPCa(プレキャストコンクリート)版の老朽化が進んでいて、
冬期の凍結+融解が繰り返される環境の中で、
年間1000万円にもなる費用が補修費として必要であり、
経営を圧迫する要因になっていたということだそうです。
こういう極寒冷地域での高層建築ということで、
とくに外壁素材の問題はかなり深刻な問題だったのですね。
これを根本的に治癒する方法が、外断熱改修だったわけです。
国内外における外断熱工法の事例を比較した結果、
採用したのがカナダのトロントに本拠を置くデュロック社の工法。
既存のPCaの上にEPSを張り付ける方法で、限られた工期で行うのに適していたということ。
なので、デザインも外国人のデザインになっているということ。
特徴ある外装のデザインはクライン ダイサム アーキテクツという会社。
遠目に見ると、さてなんでしょうか?
いろいろな色のモザイク模様が、なんとも独特の印象をもたらしています。
建築当初は外壁はレンガ張りだったのですが、
それはそれでステキだったのですが、
今回見てみて、それとは違うけれど、
また一種、変わったデザインを楽しめるなぁと思いましたね。
これからの時代、
既存の建築をどのようにサスティナブルに利用し続けていくのか、
そういった技術や、デザインの洗練が求められてくると思います。
住宅の方でも、「北海道R住宅」に取り組んでいるのですが、
さまざまな建築領域で、北海道の立ち位置が大きなポイントになってきていると感じます。
こういう技術、なんとか産業振興に結びつけていきたいですね。
北のくらしデザインセンター
NPO住宅クレーム110番|イザというときに役立つ 住まいのQ&A
北海道・東北の住宅雑誌[Replan(リプラン)]|家づくり・住まいの相談・会社選び

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