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中古マンションはトクか、損か?

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不動産の取引で、中古マンションの取引が相対的に増えているそうです。
これまでは戸建て住宅の所有権移転売買の方が多かったのが、
最近、逆転して、マンション売買の方が活発になっていると言うこと。
戸建て住宅の場合は、やはり土地の部分があるので
建物本体はほとんどタダ同然だとしても、
それでも価格的にはどうしても大きくなる。
高齢化時代が本格化して、
高度成長期の「郊外ニュータウン一戸建て」購入層が
戸建て住宅を維持するのに、体力的に辛くなってくるので、
そういう人たちが、より利便性の高い都市居住を選択し始めている。
病院や、公共機関へのアクセスを考えても、
そういう選択の方が合理的と言うことか。
で、ちょっと前までは、そういう需要の出始めだったので
いわゆる「富裕層」が、先鞭を切って
都市中心部の新築マンションに需要が集まったけれど、
そういう富裕層需要が一巡し、
こんどは、一般的レベルの需要が始まっている、とも考えられる。
そういう状況のようですが、
これまで、戸建て住宅がメインで「家づくり」を考えてきていますが
でもマンションの利用法とか、活用の仕方、暮らし方、
っていうのは、凄く興味のある部分なのです。
リプランの雑誌の創刊号は「マンションリフォーム特集」だったのですね。
今回、たまたま、古い知人からマンションリフォームの相談を受けて
いろいろ情報や、現在のマンションの位置づけなど
ふたたび、もくもくと興味が起こってきている次第なんです。
きのうは、前の住民が引っ越したあとの状況を視察。
いちばんマンションで問題なのは、結露の問題であり、カビの問題。
健康を著しく害する問題なのですが、
基本的には「断熱欠損」なので、区分所有の各戸では解決が難しい問題。
でも、個体別・物件別で個体差も大きいポイントでもあります。
換気と大きな窓の断熱向上(内窓に樹脂サッシを採用する)で、
ある程度緩和も可能なことがあります。
きのう、チェックしてみた範囲では、壁紙の状態などから推察すると、
結露はそうは酷くなさそうに思われました。
これからリフォーム工事を行って、
いろいろな工夫をしてみるのですが、
こういう、やれることが限られている中で、どうするか、
っていうようなテーマというのも挑戦心をくすぐられる。
絶対にトクした、ってオーナーさんが思えるような、
見に来る人が、「これは面白そうだ」と思えるような、
そんなリフォームに出来たらいいなと考えています。
進行に合わせて、ここで発表していって、
すべての様子は、次号以降のリプラン誌面でも出していきたいですね。
北のくらしデザインセンター
NPO住宅クレーム110番|イザというときに役立つ 住まいのQ&A
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