わたしが歴史が好きなのは、このブログの読者のみなさんにはお分かりでしょうが
直近の時代である、太平洋戦争の時代史は
あまりにも資料がありすぎて、正史として定めにくい部分がある。
また、権力のなまなましさが戦後に連なる部分も多いので、
教科書的にも触れにくい部分。
しかし、考えてみると、明治維新から敗戦までの時間と、
現在時点の戦後との時間が釣り合いが取れてくるほどになってきた。
そんなことで休日、戦争のアメリカ側からの視点でのものを見ていました。
ドキュメンタリー的にアメリカの政治事情も伝わってきて、
国民には知らされていなかった
日本の政治意志決定プロセス内部での葛藤なども伝わってくる。
日本のナマな権力構造って、
やはり恐ろしい構造をしていると実感させられる。
沖縄戦での地上戦での困難ぶりが、
精神文化を異にする国家との陸軍戦での泥沼のような状況が
アメリカ内部で相当に議論されたことは想像に難くない。
そんないろいろな思いを知らしめさせられました。
http://jp.youtube.com/watch?v=gbnNwM6wcVk&feature=related
で、わたしたちは戦争に負け、
その後の社会が形成されてきているのだけれど、
アメリカという国は、戦勝国家として、時間的には続いてきている。
その後、ベトナムでの敗戦があるけれど、
たいして反省のないまま、いま、イラクを占領し続けていて、
しかも、金融経済的には未曾有の恐慌的局面を迎えている。
世界大戦の契機は、NY大恐慌が引き金になって来ている、という見方からすると、
今回の局面をアメリカという国は、どうやっていこうと考えるのか、
大きな危惧を持たなければならないと思う。
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Posted on 11月 2nd, 2008 by replanmin
Filed under: 歴史探訪
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