https://www.youtube.com/edit?video_id=iH3M8HhRT1Q
さて、東京出張のわたしの楽しみは、
「東京のなかの地方探訪」であることは、読者のみなさんはご存知の通り。
で、今回は池袋で仕事もあるので、
近接した場所でとじゃらんネットで格安ホテルを検索したら
なんと巣鴨という、わたし東京に8年住んでいて一度も来たことのない街が。
ということで、ややぼけたような古いホテルに投宿。
朝は早いので、散歩に出て見て回った次第。
で、ここの名物というか、名所は「とげぬき地蔵」であります。
その「高岩寺」に至る商店アーケードは、「おばあちゃんの原宿」として有名になって来た。
原宿の方は、いま、周辺の代々木公園を訪れた人の間で発生した
例の「デング熱」への感染が広がっている問題で、東京都が3日、
公園内で採集した蚊を調べたところ、
複数の蚊からデング熱のウイルスが検出され、
都は公園を一部を除いて立ち入り禁止にしています。
そういうこともあって、安全も考えてこっちにした次第(笑)、、、違いますね。
単に「巣鴨」という、なんともローカルな地域名がわたしを吸引した(笑)。
なんといっても、「おばあちゃんの原宿」、すばらしい。
っていうくらいの予備知識がある程度で
あとはまったく情報はありません。
気ままに、あるがまま、空気感を味わってくる寄り道です。
まったく情報を持っていないので、商店街の始まる前にあるお寺さんに参詣。
ワケわからないまま、50円也の線香に火を点けてひとり読経したあと、ひとにきいたら、
「ここじゃないの、あっち(笑)」と教えていただけた、冷や汗。
で、おばあちゃんの原宿を散歩したら、すぐに高岩寺、
俗名「とげぬき地蔵」に到着であります。
案内書きによると
「とげぬき地蔵尊」の名で親しまれるこのお寺、
正式には曹洞宗萬頂山高岩寺といいます。慶長元年(1596年)に
江戸湯島に開かれ約60年後下谷屏風坂に移り巣鴨には明治24年(1891年)に
移転してきました。
ご本尊は「とげぬき地蔵」として霊験あらたかな延命地蔵菩薩です。
こちらの地蔵菩薩様は秘仏ですので残念ながら拝見させていただくことはできません。
とのことであります。
そうです、またまた、曹洞宗であります。
ことしは曹洞宗つながりがわたし的には異常な「当たり年」。
永平寺・総持寺能登と鶴見と、踏破してきている。
でまたもや、であります。
なんか、劇的(笑)。
曹洞宗と言えば、朝の勤行が拝観できるのでは、と期待していたら、
案の定やっておりました、大音量。
なにやらおばあちゃんたちが総立ちで聞き入っています。
カッコいい。
たぶん、mp4データを貼り付けたので、視聴できるのではと思いますが、
お経ロック、なかなかの快感を覚えます。
日本で庶民に仏教が受け入れられたのには、
このようなわかりやすいパフォーマンスが、こころを鷲づかみにしたのだと思う。
まことに清々しく元気をいただける。
地域の中心的なアジール空間、大好きであります。
Posted on 9月 5th, 2014 by 三木 奎吾
Filed under: 「都市の快適」研究, 日本社会・文化研究
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