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鬼剣舞

1789

おにけんばい、と読むのだけれど、
岩手県北上地方に伝わる民族舞踊であります。
きのう、盛岡南方の紫波町での住宅関係団体の会合で
余興として行われていました。
Wikkipediaでは、

念仏踊りに分類。正式には念仏剣舞のひとつであるが、
威嚇的な鬼のような面(仏の化身)をつけ勇壮に踊るところから、
明治後期以降(1897年(明治30年)頃)に「鬼剣舞」と呼称されるようになったとみられる。
(→ 下記、鬼剣舞伝承系統 – 岩崎系譜 – 御免町鬼剣舞の項参照)
かつては男性が演じることがほとんどであったが、
最近では女性の演じ手も増えている。

この踊りの独特の歩行に、修験道の鎮魂の呪術のひとつ
「反閇(へんばい)」がある。陰陽道で用いられる呪術的歩行のひとつで、
「大地を踏み悪魔を踏み鎮め、場の気を整えて清浄にする目的で行われる舞い」の要素と、
念仏によって御霊や怨霊を往生させて災厄を防ぐ
浄土教由来の信仰的要素が見られる。

というような出自を持っているとされます。
中世のころから行われてきているものには違いがないけれど、
いかにも、土俗的で体技に日本人的な特徴がよく表現されている。
能の本を読んでいたら、こうした体の使い方に
こうした芸能の楽しみが存在するという。
いろいろな伝統芸能があるけれど、
北海道の出自のわれわれには、
まことにうらやましい豊かさを見せつけられる思いです。
すばらしい。

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