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続く雨と「あまちゃん」

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8月のお盆過ぎからこっち、
北海道では、ほぼずっと雨が降らない日はありません。
たとえ、晴れていても時折スコールのような雨で、
そんなに暑くない熱帯の島状態だし、
それ以外は、ずっと雨でときどき雨脚が強まる、という天候。
先に気象庁が、今年の夏の暑さは異常気象だったと発表しましたが、
うち続く豪雨被害、ゲリラ的な集中豪雨など、
晩夏も、異常気象になりそうな勢いですね。
こういう天候なので、夏なのに風邪を引いているひとも増えている。
行楽や、外出の機会も減ってしまっていますね。
わたしは、なんとか朝の散歩は、大雨以外は行けておりますが、
天候が怪しいと、行き交う人も少なかったりします。
はやく、安定して欲しいものですが、さてどうなんでしょうか?

さて、雨の連想で無理矢理引っ張って(笑)
NHK朝のドラマ・あまちゃんも最終章の岩手北三陸震災後・篇が始まりました。
いまのところ、出演者は無事のようで、
震災後の復興に向けた元気を盛り上げるという方向で
あまちゃん・アキちゃんが北三陸に帰って奮闘するというような展開になりそうですね。
コメディでどんなふうに震災という結節点を超えていくのか、
そういった興味は大きかったのですが、
やはりやや抑え気味の静かな展開が続いています。
やはり北三陸にアキちゃんが戻ってから、
前回の北三陸篇・あまちゃん誕生ストーリーとはまたひと味違った
アキちゃんの活躍が見られそうで、大いに期待しております。
日本では東京から地元に帰ることにマイナスイメージが冠せられることが多いけれど、
今回のあまちゃんの場合、ある意味では日本がいまもっとも取り組まなければならない
東北太平洋岸の「地域興し」という難しいテーマに突き当たる。
復興のためにも「笑い」の力が必要だけれど、
そこらへんの説得力がなかなか見通せないのが現実。
そういう日本人がいまやるべきことに果敢に飛び込んじゃったのが、
この「あまちゃんブーム」の背景だと思うのですが、
一ドラマが単騎、状況に飛び込んで行っている姿は爽快感もありますね。

きのうも、田原聡一郎さんがあるメディアで、福島原発事故の際の菅直人政権の対応が
今日までの停滞の元凶であると書かれていました。
未曾有の原発事故に際して、もっぱらポピュリズムしかアタマにない総理を
日本はトップにいただいていたことが、不幸を連鎖させたということ。
東京電力にすべての対応を任せてしまって、国は表舞台に立ってこなかった。
汚染水管理の問題で、民間企業での対応には限界があるという現実が見えてきていますが、
アメリカであれば、地震発生直後から国、というか、軍が前面に出て
情報も一元的に管理して、対応策も必要な策を迅速に行えた可能性がある。
確かに国には原発を自分で扱うノウハウはないだろうけれど、
一企業では予算管理の問題が優先されざるをえないので、対応策が制約を受ける。
東電をバッシングして溜飲を下げる、あるいは危機を声高に遠吠えするだけ、
というような世論動向を生み出してしまった罪は重たいと思う。
そんな意見を発表されていました。まことに同意するところ。

っていうようなことをだらだらと書いていたら、さて、
ようやく久しぶりの青空が広がって参りました。
気温は高く、蒸し暑い状況。インディアンサマーの到来のような気がします。
写真は、北海道神宮での雨ならぬ晴れ乞い・・ではないのですが・・・(笑)。

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