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土地の値上がり

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写真はなにげなく仙台の定宿から外を見ていたら、
目に飛び込んできた空地を見たもの。
市内中心部なので、いろいろに思惑が動いているんだろうな、と
想像させるような光景です。
最近、札幌市内では土地の高騰ぶりが話題になってきていますね。
知人の経営者からよく耳にします。
地元の中小企業に手が届く、
ほんとうの中心部地域とは言えない、やや縁辺地域ですが、
5〜6年前購入した土地が、5倍・6倍といった勢いで
主に、ファンド系の資金で買いが大きく入っているようです。
札幌市中央区の場合は、マンション利用のケースが多い。
やはり、中心地回帰かと思いきや、どうもマンション購入の主体は、
セカンドハウスとしての本州の方も多いようですね。
しかしそれにしても、坪あたり25万円前後だった土地、
それも裁判所の競売などで市場に出されていたものが、
いまは140〜150万円にもなろうという状況。
中心街地でも全然、買いが入っていなかった時期から考えると
ちょっと、びっくりするような高騰ぶりですね。
実際にそうして値上がりすると、固定資産税など、大きく上昇するので、
良い面もあるけれど、そうでない面もある。
しかし、銀行借入などが容易になって、
その分、企業の設備投資意欲を呼び覚ます効果は大きい。
今回の土地価格上昇は、以前のように住宅地まで巻き込むようには
なっていないけれど、この先は、商業地の近接地域まで
広がっていくのでしょう。
有効求人倍率が、北海道は0.5程度で、
もっとも人手不足感が高い東海地区では2倍前後。
経済は、確かに自立的に動くものなので、
そういう現実に踏まえながら考えていかなければならないけれど、
住宅取得意欲を持てる層というのが、
地方ではだんだん限られてきているのも事実。
こういう土地の値上がりなどで、活発になる投資が、
現実的な雇用の上昇にまで高まってくれることを期待したいですね。

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