札幌を出て、青森に向かいました。
途中、ことしの雪の多さを列車の車窓から再確認させられています。
まぁ、札幌は「ちょっと多いかなぁ・・・」っていう程度ですが、
同じ石狩湾低気圧の影響で雪が降る岩見沢方面は、半端ではない。
札幌と岩見沢、ほんのちょっとの季節風の具合で大雪の地域が変わるのです。
ここのところ札幌では雪かき、一段落しておりまして、
ややカラダは各所で筋肉痛症状はありますが、緩和してきていて、
まことに岩見沢のみなさんには申し訳ないくらいの気持ちで過ごしておりますが、
それにしてもことしはすごい。以下、ANNのWEBサイトから引用。
北日本で大雪が続いています。
北海道岩見沢市では積雪が180センチを超え、観測記録を更新。
青森では死者も出ています。
連日の大雪の影響で、岩見沢市では15日夜、積雪量が182センチを記録し、1970年3月以来、42年ぶりに観測史上最高値を更新しました。16日朝も大雪警報の出る吹雪のなか、市民は雪かきに追われました。
市民:「とにかくひどい。ここに住んで26年になるが、こんな大雪は初めて」「毎日、雪かきしているから、イヤになったことは確か」
岩見沢市では、15日午後7時の記録更新以降、アメダスの観測装置に不具合が生じ、積雪量は測れていません。16日朝から気象台の職員が修復作業にあたっています。高さ約6メートルの屋根の上で雪下ろしをしていた男性は頭から落下し、発見されました。事故当時、約1メートルの雪の山があったということです。
一方、青森市富田では、15日午後6時半すぎ、青森市堤町の無職男性(73)が雪山に埋もれて亡くなっているのが見つかりました。
近所の人:「屋根の雪、落としているのは見ていた。毎年、1回か2回は雪を捨てにきていた」
男性は、所有する空き家の除雪に出かけていたということ。
<ANNより>
青森市内で雪が多いのは、八甲田山系が原因といわれる。
青森地方気象台によると、シベリア大陸から冷たく乾いた空気が日本海へ流れ込み、
温かい海面から水蒸気を吸い上げ雲となる。
それが標高1500メートル級の山脈にぶつかり、ふもとの青森市で大雪になるという。
さらに、津軽特有の地形も影響する。北西から津軽半島に流れ込む風に加え、
西寄りの風が岩木山の南側を通り抜ける。
その二つの風が、青森市付近でぶつかることで、雪雲が発達。
五所川原から青森、野辺地にかけ大雪となるという解説。
いやはや、すごい状況になっております。
で、青森に着きまして、
市内中心部ホテル周辺でも、ごらんのような屋根雪の様子。
このあたりでは現状不適格の木造3階建て建築もあって、
屋根にはごらんのような雪庇もみられて危険です。
しかし一方で関東地方は雨が全然降らなくて
野菜が高騰する原因になっているとか。
そうなんですよ、キャベツが全然品薄になっている。
キュウリはずっと値段が高止まりしたまま動かない。
なんでもサハラ砂漠よりも現在の関東平野は乾燥した状態なんだとか。
人間の暮らしは、
こうした自然のもたらす地域性とともにあるわけですから
やはり謙虚な姿勢で日々を過ごしていかねばなりませんね。
Posted on 1月 17th, 2012 by replanmin
Filed under: 「都市の快適」研究