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リフォームで暖かい家

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写真は宮城県での住宅リフォームの写真。床・壁の断熱気密工事中の様子です。
築後15年前後ということでしたが、以前の家には
なんと、断熱材らしきものがなかったという家です。
仙台近郊の街で、冬場には零下の気温を記録する土地柄なんですけど。
住んでいた人たちの「我慢強さ」には敬服いたします。
わたしのような北海道育ちには、
冬の宮城県の家の中は耐え難い寒さです。
わたしはいま、仙台出張時、縁あって山のなかに近いような場所の
全国展開の賃貸住宅を借りていますが、
推察するにまともに断熱材は入っていないか、ごく薄い。
そのうえ、暖房として考えられているのがエアコンのみ。
という環境です。あまりにも寒いので他の賃貸物件を考えたのですが
どうも、そういう物件を探すのは至難の業。
結局、断熱気密をわきまえた施工業者さんが建てたという情報しか、
確実なものはありません。
そもそも不動産屋さんも、寒いのが当たり前と思っているから
「暖かい物件を」といっても、理解力がない。
先日も、社宅用に物色してみましたが、どれもこれも
まったく理解していないものばかり。
仕方ないので、コンクリートの基本的な厚みと、近隣状況で
「よりまし」という判断で選択せざるを得ませんでした・・・。
北国仕様ということをまったく理解していないのが
仙台地区の建築業一般の実態だと言えます。
こんな状況だから、およそ家づくりとは言えないような
Tホームが元気いっぱい、展示場を建てまくって、儲けているのですね。
もともと、地元の建設業の実態がこの程度であれば、
「これならやれる」と考えているんだと思います。
いまは仙台が北限のようですね、Tホーム。
一方で、基本性能をわきまえて建てられるビルダーさんの
活躍の場もすこしづつ広がってきています。
ユーザーは、やっぱり基本的に「暖かく快適な家」を求めているのです。
ただし、現状はどこもかしこも性能はいいです、みたいな宣伝文句だけは言うので
なかなか選択できなくなっているということなのでしょうね。
だからといって、ネガティブキャンペーンみたいな作戦は結局だめですから
まっとうに、現物の違いを口コミ的にユーザーに浸透させていくしかないのだと思います。
この家では、新築のものとは違う手順にはなりますが、
基本的に断熱と気密の性能発揮をわきまえて施工されています。
リフォームでも、暖かい家にする技術自体は同じです。
ここではかなり根本的に改修できたのですが、
部分改修でも、基本さえわかれば、出来る範囲の性能向上を計ることが出来ます。
体感して始めてわかるのが断熱気密の技術ですが、
ぜひおおくのユーザーのみなさんに、暖かい家を体験して欲しいものと思います。
仙台は、決して暖かくありません。寒いんです(笑)。
いや、仙台ばかりでなく、鹿児島も宮崎も福岡も、やっぱり寒いんですね、冬の日本は。

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