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京都のおいしい水

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浄土・・・のテーマでブログを書いて
写真を探していて、そのときに京都旅行の時の写真が発見できて以来
どうも、写真からブログのテーマに、
という安直路線になってしまっております。(冷や汗)
なんですが、どんどん思い出してきておりまして(笑)
本日も、暑い盛りと言うこともあり、
京都のおいしい水のお話。
京都と言うところは、ちょっと井戸を掘るといい水がわき出す土地柄。
伏見という酒処がありますが、あれはこの水の豊かさを
産業として生かしたものなんだそうです。
江戸期までの日本では、酒造りというのは、
もっとも究極的な食品産業だったそうで、そういう面でも
京都という存在は、産業品質の面でも日本を引っ張ってきた首都だった。
よく「くだらない」という言葉を使いますが、
あれの語源は、江戸の人たちが京都からのうまい酒を極上品とあがめ、
京都から下ってきた「くだりの酒」と表現し、
それ以外の酒を一段見下ろして表現するときに
「くだらない」として使ったのが始まりとか。
まぁ、写真は町家建築の見学で訪れた造り酒屋さんの中庭の井戸なんです。
自由に飲んでください、ということで炎天の暑さのなか、
いただいた一杯の水は、たしかに澄んだ清冽なみずみずしさ。
周辺の北方の山地からの伏流水なんでしょうが、
強烈な暑さと対照的に、きれのある味わいです。
御所のなかにもわき水が出ていると言うことだそうで、
京都は、豊かな地下水の上にある都なのですね。
だから、千年間、日本の都になれてきたのかも知れません。
って、よく「千年の都」という言葉がありますが、
京都は本当に千年間、都だったのですよね。
風水的にまさに理想郷的な配置にある、とは言われてきましたが、
この豊かな水が、どうもいちばんのポイントなのかも知れません。
で、この酒蔵で、重々しい扉を開けて、
昼間から、利き酒させていただけまして、
身も心もすっかり清められ、元気はつらつとなった次第です。
ホント、銘酒はいい水とともにあり、をたっぷり体感いたしましたです、・・・ハイ。

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