さてトラブル続きの2020年でありますが、もう少し混乱が続くのか(笑)。
わたしどもの会社では数カ所の駐車場賃貸契約をしております。
で、随時、契約・解約は日常茶飯で起こってくる。
ごく当たり前の日常業務であります。今回は直接わたしが関わった物件。
ということで12月3日朝に「解約しますから」と電話で不動産仲介屋さんに連絡。
そうしたら「追ってすぐに解約担当からメールを送ります」という答え。
「了解しました、即対応をよろしく」と返答し待つことにした。
で、そのあとは各種業務に没頭して忘れていた。
最近は対面しての話合いよりもWEBベースの対応が多くなってきた。
まぁ非対面で要件が済むので、便利になってきたことは間違いない。
とくにコロナ以降、顕著にデジタル化が進んでいると思います。
ところが、このメール丸1日経っても来ない。
解約に関する申し出なので、期日が遅れると直接利害がからむ。
たくさんの処理案件があるのだしこんな些事はさっさと片付けたい。
仕方なく、翌日4日再度こちらから電話連絡した。
「あのう、メールが来ないのですが、解約申し出は受理されているのですか?」
という当方の危惧をお伝えした。
電話対応担当としては、「それは申し訳ありません」ということでした。
で、再度別人の「解約担当」に至急連絡させますという返答だった。
数時間後、メールがようやく到着。文面に遅延対応へのお詫びはない。
あとでわかったけれど、どうも業務の定型文書をクリックして送信している様子。
<さらに本筋からズレるけれど、発信者名が女性担当者の個人名でのメール。
たまたま「タイトル」も見て気付いたので良かったのですが・・・。
どうも最近DMメールなどの発信者名、こういうのが増えている。
堅苦しい会社名よりも「気付いてくれる」というマーケティング的対応なのか。
ただ、このような要件についての連絡は不似合いのように思う。>
・・・おっと、横道。
で、そのメールには解約申請についてはWEBページの「フォーム」から入力して
という案内文とそのURLがリンク表示されていた。
契約書には「解約文書を提出」と記載があり、その文書を求めたのだけれど、
そういう対応をもって「文書」に換えたものかも知れないと善意的に推察した。
けれど、そういう確認が取れる文章箇所は見られない。
「まぁそういうことなのかなぁ」と受け取って、フォームに入力して、
最後に当方の情報と敷金相当の返金口座も入力した後、
「次へ」というボタンを押した後に表示されたのが写真画面。
タイトルはいいとして案内文が、ありゃりゃであります。
「解約の申請をキャンセルします。
お間違いなければ「送信」をクリックしてください」
・・・普通に考えれば、ここまで入力させて最後にどんでん返しと受け取る。
解約しようと入力しているのにそれ自体をキャンセルさせる、という悪意的誘導。
これをうっかり「送信」したら、詐欺的に契約を延長させられる可能性が高い。
ということで、このフォーム段階でストップしてメール送信先に電話。
苦情を申し立てたら、コトバでの謝罪はあったけれど、
対面であれば納得できないような口調での物言いでした。
謝ればいいんだろう的な、・・・う〜む。
まぁ、今度はメール本文に内容を書き入れての返信で「解約受理とします」
と対応変更する旨伝えられ従ったけれど残念ながら一貫して誠実さはなかった。
どうも賃貸不動産業界、おかしな方向に向かっていると危惧させられる。
対面であれば人間関係の「信頼感」がベースになってスムーズに行くけれど
デジタルではもっと低位の部分から疑って対応する必要がある・・・悲しいかな。
Posted on 12月 5th, 2020 by 三木 奎吾
Filed under: 日本社会・文化研究
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