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廃線になった地域

北海道むかわ町に統合された穂別町ですが、
そのなかにも、さらに奥地に「富川」地区という地域があります。
ここは、昔は鉄道が通っていた町だそうで、
「富川線」という路線だったそうです。
現在では、千歳からの連絡バスが一日一本だけ通っている
そういった集落になっています。
写真は、廃線になった「富川駅」の様子。
駅は、廃止になったときに住民会議の結果、
モニュメントとして残されることになり、
現在でもその鉄路が200〜300m程度残されており、
その上には、汽車も乗せられていました。
駅舎は、現在延命工事中のようで、基礎から上部が離されて
基礎部分の補強が施されているようでした。
駅舎には、運用中の当時の運賃表が残されており、
東京までの運賃も表示されておりました。

これから、放って置いたら、
日本は急激な人口減少局面に突入していきます。
現在の不景気はその序章の始まりなのかも知れません。
人口減少は、地域間格差を激しく伴って進行するという予測。
そうなると、北海道の山間地などは
その地域を維持していくような方策は見いだしがたい。
こういった地域のようなケースが今後、たくさん出てくる可能性がある。
しかし、今現在なら、まだ地域首長の決断などで
違う可能性もありえると思います。
経済的な「特区」申請などで、地域に活力を生み出す方法はあり得るのではないか。
そういった激しい論議が起きて欲しいけれど、
現状は、ただ衰退の予感にうちふるえている状態。
そういうなかで、ここんところ、
北海道新聞では、中国・香港資本、あるいは個人の投機目的での
北海道への投資の動きを伝えています。
ニセコ地域での大規模リゾートの計画だとか、
札幌市内のマンションへの中国の個人投資の動きなどです。
その同じ資本家が、北海道内の山林を購入している
っていうような情報も掲載されていました。
中国では、国内市場にお金が過剰流動していて、
国内での住宅投資が2件までと制限されてきて、
そのうえ、中国国内では権利所有期間が70年と決まっているのに、
日本の不動産は「永久に」持っていられる、ということで、
人気が高まってきている、ということだそうです。
とくに北海道は、一昨年だかに公開されたラブストーリー映画の舞台になったことで
地域人気に拍車が掛かっていて、
どうも中国マネーの流入が進行していきそうですね。

どうも対比的な動きが同時に
起こってきているようで、
今後の日本が、どのようになっていくのか、
不透明になってきていると思います。

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