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検察の犯罪発覚

かなり最近、おかしいと思いつづけてきたことに
やっぱり、という事件が発覚しました。
検察が暴走する、ということが現実になっていた、という。

今回の事態は、発覚したのは
高級官僚についての事件だけれど、
こういう手法は繰り返し行われてきた可能性の方が高い。
この事件についての捜査を、検察自身が行うなどは
泥棒に身内の泥棒捜査をさせているのと同じであって
その結論や、調査内容に信頼性などはあり得ない。
この捜査指揮は、すぐにでも政治が、
果断な姿勢を見せなければならないはずだけれど
あいかわらず、官僚主導型の菅直人では、
事態の基本認識すらきちんと把握できていないと言わざるを得ない。
すぐにでも、調査委員会を設置して
公平が担保しうると考えられる組織を作って
検察の公平性への信頼回復に努めなければならない。
それが、選挙によって選ばれた政治家がやらねばならない緊急の課題だ。

この同じ人物が、小沢の「事件」に対しても関与していた。
で、小沢という政治家は、検察の立件への執拗な継続の結果、
政治的なダメージを受け続けてしまった。
今回、民主党代表選挙で菅直人を押し上げたものは
小沢への胡散臭い、という政治と金イメージだけであり、
「世論操作」に敏感に左右される「民意」によって
結果は大きく出てしまったのだ。
鈴木宗男の収監決定のタイミングにしても、
なぜあの時点だったのか、
「政治日程」を組むときに、ああいうことがらは
当然にして、政治的利用をされるものだろう。
あきらかにおかしいと思う。

小沢の問題で言えば、
検察が立件不可能という結論を出し続けているのに
疑わしきは罰せず、という基本的司法手順が常識として通用せず、
心証は真っ黒だ、という世論操作がなぜ行われてきたのか、
その情報発信源である検察に、このような犯罪行為が発見されたのなら、
即座に直近の事件について、その社会的影響のすべてを
再検証する必要がある。
検察と、マスコミの情報操作の実態も
大いに解明される必要があると思う。
しかし、こうした情報操作の受益者であった菅直人には
そうした発想は期待できないし、また、マスコミも
自分自身への波及という地雷を踏むとも思いにくい。
闇は、2重3重に深く、濃いと思わざるを得ないですね。

戦前で言えば、関東軍の青年将校たちの暴走によって
日本が、破局に向かっていったようなことが
まるで生き写しのように起こってしまっていたのですね。
シチュエーションとしては違いがあるのですが、
戦前の事態が、「清廉」な軍部による統帥権悪用に起因するのに対して、
今次の事態も、官僚機構の清廉性神話を起因にして起こっている。
戦前の場合には、腐敗した政治家像をマスコミが繰り返し刷り込んで
それに対して、統帥権という天皇の非常大権を清廉な軍部参謀部が行使する、
っていうようなロジックで破局に向かっていった。
今回進行している事態も、
政治と金という問題をネタにして、
政治の側の無力化を繰り返し繰り返し、追求してきた先に、
こういう検察の手法にすら問題があった可能性が、
やはりあるのだという推定を与えてしまったのです。
このことは、きちんと納得できるまで解明される必要があると思います。
国にとって、なにがもっとも大切なことなのか、
マスコミ「世論」に流されず、国民の側で考えなければならないと思います。

北のくらしデザインセンター
NPO住宅クレーム110番|イザというときに役立つ 住まいのQ&A
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