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仮設足場掛け・プレカット

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わが社の工事進行行程チェック、きょうは足場掛け・プレカット。
以前カナダの家づくりのシリーズをやりましたが、
あちらでは、工事にあたる人が危険だと判断すれば足場を掛ければいい、
という考え方で、掛けるとしても作業に必要な範囲で簡単にやっている。
そういう意味では、基本的には自己責任が徹底している。
一方日本では、仮設足場について細かいディテールが定められていて
罰則もきびしく定められているので、もちろんみんな法を守るように遵守している。
言葉は極端かも知れないけれど
前日深酒して二日酔いで、誤って足場から落っこちた職人さんの事故があったとして
カナダでは、その職人さんの不注意が問題とされるのに対して
日本では、その職人さんの上長および組織の「監督責任が問われる」。
こういうの、必ずしも「とんでもない」とは思わないけれど、そういう結果コストアップしている
事実はみんなで、しっかりわきまえないといけないですよね。
足場って、請求書明細を見ると「損料」ってなっています。
資産としての足場の消却減価の相当分を建て主が支払うというような形なんですね。
なんか原価構成としてよく見えない費用だなぁ、と思ったものでした。
まぁしかし、わが社の現場の場合は適法な足場を掛けてもらい
適正と思われる金額の支払いをいたしましたことをご報告いたします(笑)。
さて、引き続いていよいよ、「建て方」ということになります。
が、きょう紹介する写真はその準備段階。
在来工法を採用した木造なのですが、いまは合理化されたプレカットが主流。
工場であらかじめ機械を使って墨付け・加工した構造材が現場に
運び込まれ、現場ではそれを手早く組み上げる作業になっているのですね。
すでに必要なカットが施され、しかも構造金物も取り付けられた状態の
柱や梁が使用されるのです。
写真右側の基礎の上には、もう土台が取り付けられ、
アンカーボルトで基礎とボルトで緊結されています。
この上に、柱が立てられて構造が立ち上がっていくのです。
<以下、あしたにつづきます>

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