「はやぶさ」の地球帰還の最後の映像が
インターネット上で、公開されていますね。
無事に、最後の任務を果たして
大切な情報の一杯詰まったカプセルを切り離したあと、
美しく砕け散っていく閃光の様子は潔く、ステキだ。
数多くの先端技術を駆使し、
そしてそのコントロールにおいても数多くの技術蓄積を果たした末に
その任務を終えて、きれいさっぱりと燃え尽きてしまった。
ネット上では、擬人化した動画やマンガなどが
花盛りで、その感動が静かに熱狂的に続いている。
門外漢なので、技術的にはまったくわからないことだらけだけれど、
読めば読むほど、
これはかなりエポックメーキングなことがらだと
深く認識させられますね。
50億キロ以上の宇宙の旅を満身創痍になりながらも
なんとか任務を完了させたという、日本の技術力は素晴らしい。
いま、日本の社会はその実力をあまりに悲観的に見過ぎて
総うつ状態に陥っているように思いますが、
戦後すぐに、糸川さんがノーベル賞を受賞したこと以上に
今回のこの「はやぶさ」の成功は大きな意味を持っているのではないか。
結局、日本の救うのは「技術力」しかない。
あきらめることなく、技術の力を磨き続ける先にしか、
日本の方向はあり得ないのではないか。
若い年代の人たちが、日本の社会に自信を持ち、
世界の中で、どうやって日本人としてのアイデンティティを
表現していくべきなのか、
そんな不安に対して、ひとつの明確なメッセージを受け取ったように感じます。
「はやぶさ」を支えた技術スタッフを代表した声に
個人的には、燃え尽きさせずに帰してやりたかった、
というものがありました。
ものづくりを究極的に突き詰めていけば、
このような感受性に至るのだという、共感を抱きましたね。
愛着を持って、こだわりの技術力を育てていく、
やはり日本が出来ることは、そういうなかにしかない。
もう一回、SONYのような挑戦的な企業を世界に送り出すこと、
そういうことで元気を回復できるのではないかと思いました。
要素技術で見ても、
イオンエンジンとか、太陽光エネルギー利用とか、
先端的なアイデアが満載されていると思う。
こういう最先端技術を大いに育てて、
さまざまな利用拡大を図っていくべきなのでしょう。
産業の最前線の人たちにも、大きな感動を与えてくれたのだと思います。
繰り返し、砕け散る映像を
食い入るように見続けてしまいました(笑)。
北のくらしデザインセンター
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Posted on 6月 15th, 2010 by replanmin
Filed under: 状況・政治への発言
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