先日触れたアップルのSteve Jobsがまたビッグニュースの発信源になった。
かれはアップルの他に、PixarというCGアニメの会社を持っている(50%超の大株主で CEO)。
Pixarはトイ・ストーリー以来、CGアニメのトップランナー。
この会社がDisneyに買収されたのだ。
CNETニュースから以下、関連記事の要約を引用する。
Apple ComputerのCEO・Steve Jobsは、この20年間、エンターテインメント業界にいろいろな形でかかわってきた。以下同氏のハリウッドとのかかわりを時系列に並べる。
1986年2月
Jobs、George LucasからPixarを1000万ドルで買収。
1995年11月22日
Pixar、映画「Toy Story(邦題:「トイ・ストーリー」)」を公開。
1995年11月29日
Pixar、690万株を1株当たり22ドルで公開。この株式公開による資金調達額は1億4000万ドルと、Netscape Communicationsを追い抜き、この年に最も成功した株式公開となった。
1997年9月16日
Jobs、Appleの暫定CEOに任命される。PixarのCEO職は継続。
2001年10月23日
Apple、最初のiPodを発表。
2003年4月28日
Apple、iTunes Music Store(iTMS)を開始。
2005年10月12日
Apple、動画再生機能付き「iPod」を発表する。また、iTMSでは、ミュージックビデオやABCのテレビ番組、そして、Pixarの短編映画が扱われ始める。
2006年1月24日
Disneyは、Pixar買収のために株式74億ドル分の支払いを承認。
<以下はCNETニュースでのPixar社の解説>
「技術革新」という魔法–Pixar作品の舞台裏に迫る
何人もの評論家が、Pixarは技術革新という魔法に取り組んでいると評している。それはまるで、かつてのDisneyと同じだ。「The Incredibles(Mr.インクレディブル)」や「Toy Story(トイ・ストーリー)」など、Pixarの超ヒット作で目にできる技術革新は、同スタジオが作成する短編作品で最初に試される・・・。
引用が長くなった。申し訳ありません。
でも、こうした流れを見ているだけで、「ものづくり」のコアというべき部分が、
やっぱりSteve Jobsからは感じられるのですよ。
Macという形で、パソコンというものの素形をこの世に生み出した想像力は
このハリウッドアニメーションという「伝統的なアメリカ製造業」の分野でも発揮され
同時に、非常に明確な形で未来型のコミュニケーションを
しっかりと指し示していると言えるのです。
そして、いまやエスタブリッシュそのもののDisneyをも飲み込もうとしている・・・。
一方日本では、わがホリエモンくん。
「時価総額世界一」を目指してきた、そうなんですね・・・全然知らなかったけど。
・・・恥ずかしいよね。
わたし、同時代の日本人として、やっぱ恥ずかしいです。
「価値」観の違いなのでしょうか、これって。
若い年代のみなさんは、いったい、このあたりどう感じられるんでしょうか?
このふたりを、同じIT関連って、くくれるんでしょうか?
本質的な違いってものは、感じないのでしょうか?
Posted on 1月 27th, 2006 by replanmin
Filed under: Mac.PC&DTP
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