写真は、わたしのデスク回りであります。
職住一体の環境に15年ぶりに復帰して、なにが一番変わったかというと、
わたし自身のDIY意欲が止めどなくなったこと(笑)。
まぁ仕事が住宅雑誌なので、いろいろ建築的というか、ものづくりには
きわめて近接していることは自明ですが、
いわば1/1で建築を体験するのがリノベ、リフォームのポイント。
「ここをこうしたい」という欲求が設計者、施工者、最後は大工さんと協働になるので、
非常に身近なものになっていくことが特徴でしょうか。
そういう環境に置かれると、自ずと「もうちょっと、こうなれば」という
マインドが必然的に昂進してくる。
とくに今回のように、住宅と事務所という2つの機能が一体になってくると、
スペース自体は減少するので「本当に必要か」というモノへの選別が強まる。
同時にそうして削減したモノたちの「機能性」について
「より引き出したい」というように気持ちが向かっていく。
モノと空間の「密度」のようなものを徹底的に高めたくなる。
休日にちょっとした時間が出来ると、
こういった考えていたことを、実現する方法を具体的に考えるのであります。
いま取り組んでいるのは、写真のようにサブのPCの設置環境検討。
普段はMacを利用してWinは通常使いではないけれど、
Macにはないソフトを使うために持っているのであります。
専用事務所の時にはスペースに余裕があったので、
それ用にスペースを割り当てられたけれど、いまは難しい。
これまでは、結局家と事務所両方でほとんど同じ環境を作っていた。
家と事務所両方で似た環境があることが「機能的か」といえば、
なんともいえないというように思われるのですね。
けれど、スペースが小さくなることは逆に密度が高まる。
でもまぁスペースが小さくなったので、いろいろ考えた結果、
空間の利用倍率は高めるようにするのが自然。
ということで、ごらんの机面の下の収納箇所に
「飛び出してくるパソコンラック」みたいな発想で環境を考えてみた。
設備的なものとしては、スライドレールが似合っていようなんですね。
リノベでは空間について十分にわかっている建物を具体的に改装するので
「手を加える」ことがたいへん身近なことに思える。
リクルートさんでもリフォームとDIYの関連性に着目されているようですが(笑)
わたし自身もまったく同じ意見を持つようになりますね。
スタッフにもDIYを考えられる余地をスペース的に準備もしています。
なんですが、まずは自分自身のスペースで頑張りたい。
この「飛び出すWinPC」計画、まずはそこそこの機能性は獲得したのですが
まだまだ、いろいろ考えてみたいところが多い。
とくにスライドレールのありようについては、いろいろの種類もあって
選択次第で機能性にも拡張性が高まる。
こういった「人間動作環境」をじっくり考えることで、
むしろ、住宅についての多様なアイデアが膨らんでもきます。
さて、どんな着地点が得られるか、楽しみであります。
Posted on 5月 28th, 2018 by 三木 奎吾
Filed under: リフォーム, 住宅マーケティング
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