写真は一昨日の札幌での住宅見学会から。
イゼッチハウスさんのモデルハウスの様子です。
きのうも触れた積雪地での「ロードヒーティング」熱源について、
ここでは暖房熱源としてのヒートポンプ加温空気の余剰熱を
約50㎡ほどの駐車スペース用の融雪にも利用している。
あくまでも「余剰分」なので、本格的に雪を融かすことを主目的にはしていない。
なんとなくダラダラと、気がついたら雪がなくなっていた、
みたいな融雪装置になっている。
これからの高齢化時代を北海道の戸建て住宅で考えると
雪への対策はなかなかに悩ましい問題。
・・・っていうのは、わたし自身にとっても考えさせられること。
いまのところは元気だし、健康に留意して自己管理をしていく上で
雪かき運動は冬場の健康管理的にはすばらしい機会だと思います。
40代早々で建てた家では当初はロードヒーティングまで装置したのですが、
熱源として灯油を使うので、ランニングコストがやはりキビシイ。
どうしても本格的に使うと4-5万円程度は飛んでしまう。
逆に、健康維持のためには定期的な降雪は
神さまの贈り物のようにも思われてくるようになるのです。
北国育ちの人間は、雪が降ってくるとスイッチが入って
カラダが反応するように出来ているモノなのでしょうか?
わたしの息子も高校時代まで、大して言ってはいないのですが、
自発的に雪が降っていると父といっしょに雪かきをするようになっていた。
これって大切な雪国の生活文化だと思えるようになるのですね。
口ではあーだこーだと愚痴りあったりするのだけれど、
どうもその語る口もとからは、微笑も感じられる。
雪かきって、やっているとまったく無心に「雪を整理して片付ける」
みたいな達成感がハンパないのですね。
そのうえ、適度な運動量というのがオマケで付いてくる。
しかし、今後の高齢化を考えると装置の側での準備はしておきたい。
ことし、事務所では久しぶりに、というか10数年ぶりに
灯油熱源のロードヒーティングを稼働させてみましたが、
これはまったく問題なく動作した。
機器としてはローテクなものであまり経年劣化要因は考えづらい。
そういう現実を見て、やはりバックアップ用として
こういう設備を考えておくことはムダではないと思えました。
よりローテクで交換容易な装置、ライフスタイルとの見合いで
大いに研究開発努力をウォッチして行きたいですね。
Posted on 2月 23rd, 2018 by 三木 奎吾
Filed under: 住宅マーケティング
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