きのうは、早朝に山形市内中心部のホテルを出発。
前日に秋田までの路を往復多数の経験者にアドバイスいただき、
もっとも直線距離の短い、新庄〜湯沢経由ルート、
おもに国道13号線を北上するルートを選んでいきました。
それでも一般道経由で200km以上の道のりなので
7時前にはスタートした次第です。
初めは山形蔵王インターから、東根までの「東北中央道」を走りました。
この路は、将来的には、湯沢〜横手道路とつながっていく高速ですが、
まだ途中100km区間の工事が進んでいない。
っていう認識でおりましたが、
走ってみると、断続的に試験的に供用されている。
ほぼ半分くらいは、そういう高速道を走ることができました。
そういうことなので、3時間ちょっと程度で到着できました。
写真は、到着後取材に向かった住宅。
秋田県でイチ押しのビルダー・五蔵舎さんの建てた家。
外張り断熱工法での住宅性能面もしっかりしていますが、
なんといっても、注文住宅づくりのキーポイントといえる
「家の雰囲気作り」への感性力が際だっている。
こういった雰囲気作りの点では、ちょっと他と比べようがない水準。
まぁ、角館の住宅群を持っている秋田県の家づくりの
特徴や、地域らしい雰囲気というものをもっとも良く体現している。
やはり、「秋田らしい」という言葉に一番、似合っている存在。
家づくりといっても、箱としての住宅だけではなく、
エントランスや、庭の造作まで含めて、提案力を持っています。
家のエントランス部分を撮影した写真ですが、
建物本体の下屋の長い庇が生み出す陰影感をポイントに、
そこまでの床には大谷石の敷石をしつらえています。
まだ、竣工後半年ほどですが、
すでに一部には苔もむしていて、独特の雰囲気が生まれています。
建て主さんの選んだ大きな壷が来訪者を迎えている。
質朴で、おおらかな壷の風合いが、家の雰囲気を良く表現している。
こういった雰囲気作り、言ってみれば「暮らしの旋律」って、
ただ単に生きていく、ということ以上に、
「こうして暮らしていく」という生き方の味わいの部分。
家づくりで味わえる、もっとも楽しく夢の広がる部分だと思うのです。
地域に、そういった感性力を持ったビルダーがいる地域は
すばらしいと思います。
さて本日は長い出張も終わり。
ようやく札幌に帰還できます。
ひと安心できるところですが、まだまだ、年の瀬に向かって多忙は続きそうです。
北のくらしデザインセンター
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Posted on 12月 11th, 2009 by replanmin
Filed under: 住宅取材&ウラ話
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