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耐震等級2問題・続編

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いやぁ、すごい話に展開しているようです。
先日取り上げた、木造3階建ての「耐震等級2」クリア物件が倒壊し、
それよりもルーズに作った建物が「倒壊しなかった」件について、
「いや、実は倒壊しなかった方が、先に倒壊していました」
という発表が、行われたと言うことだ。
この実験を担当した学者先生たちの意見なのだそうです。
「構造としては」ルーズな建築の方は10秒で破断しており、
それに対して「倒壊した」耐震等級2物件は、20秒間持っていた、
というのが論旨の発表だと言うこと。
なにやら、戦争中の「大本営発表」に似てきたような・・・。
素人目ににも明らかに倒壊していないものが「実は倒壊していた」
それに対して、素人目に明らかに倒壊したものの方が「長く時間が持った」
だから、・・・とまでは言っていないようだけれど、
要するに自分たちの考え方は正しいのだけれど、
現実は、もうちょっと、精査する必要がある、っていうこと。
なんとも歯切れの悪い、往生際の悪い言いぐさだと思わないのだろうか。
科学者なんだから、現実に起こったことを正視して欲しい。
この問題の発生後、どのような反応が起こってくるか、
いまは、しっかりとウォッチしている状況なのですが、
この問題に対して、学者さんたちの反応がまずはどうなるのか、
その段階だと思います。
とりあえず、当事者たちの見解の方向性は見えてきたのでしょうか。
しかしまだまだ、学者さんたちの間で、論議が盛んになって欲しいと思います。
そのうえで、つぎの段階で行政機構の側がどう動くのか?
っていう段階になると思います。
かれらは、民主党政権の考え方もあって、
学者さんたちとはまた違った反応になる可能性があります。
ただ、こういう行政意志は、学者先生の選択段階である程度、反映しているものなので、
常識的には、学者グループの意見を反映した方向に流れる可能性が高い。
一方で、行政機構とその使用者である民主党大臣グループの見解にも
違いが出る可能性があります。
いまのところ、国交省大臣・副大臣・政務官ともこの問題では
発言がないように思います。
かれらが、いったいどのように発言するのか。
政治家としてのかれらの方が、より自然人に近い反応はするだろうと考えます。
また、このような事態について多くのマスコミが
行政側の大失態、っていうように報道してきている以上、
一般のユーザーの反応というものがどうであるか、
これは、誰が考えても明らかな方向を向いていくと考えます。
このような大状況の中で、この問題は
今後、大きく論議されていくことになるでしょう。
まずは、いろいろな学者さんたちの活発な論戦が巻き起こって欲しいと思います。
<写真は、東名高速から新宿ビル群方向を見る>
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