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土間暖房

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ふたたび、北海道R住宅の武部建設設計施工のリフォームから。
築後30年のリフォームですが、
これまでの暖房形式は、簡易ペチカの灯油ストーブでした。
実は中古で購入したとき、
施主さんは薪ストーブを念願していて、
「木の城たいせつの家なら、あのペチカを利用できないかなぁ」と
密かに思っていたそうなのです。
でも、簡易ペチカはそういう利用はできず、
結局、好きな薪ストーブは、購入したものの物置にしまい込まれていたのです。
今回のリフォームの決断は、きっとそれをなんとか実現したいという思いも
強かったのだろうと推測されます。
建築の側では、そういう希望を受け入れながら、
「ハイテクとローテクの組み合わせ」という回答でこたえています。
というのは、薪ストーブだけでは「主暖房」とはなれない。
どうしても、最低限室温が15〜6度を維持できる主暖房は別に考え、
大好きな薪ストーブは、それから5〜6度室温上昇させるような
そういう「補助暖房」として機能するように考えたわけです。
具体的には、玄関から続く土間をコンクリートスラブとして造作しています。
表面にはテラコッタタイルを敷き込みました。
で、この15cm厚の土間に電気ヒーターを敷設しているのです。
大きな土間全体が、蓄熱暖房のように機能するのですね。
1階室内にはもうひとつ、大きな蓄熱暖房器が設置されていますが、
その両方で、熱カロリーを計算して、15度程度の暖房に必要な熱源を確保しています。
その上で、朝起き上がって、
薪ストーブに火を入れる、というローテクで楽しいライフスタイルを
ユーザーに体験させられるように工夫したわけです。
そこからどの程度、温度上昇させるのか、は
ユーザーが自分で判断してコントロールすればよい、という考え。
そういうことで、以前はこの写真の中央にあった
「簡易ペチカ」は、大部分撤去し、
写真左手に残った煙突を利用して、薪ストーブの排煙を接続させようという作戦なのです。
まぁ、まだ、薪ストーブが準備できていないのですが(笑)・・・。
そのように蓄熱する土間に階段も位置させて
2階への温度上昇も導入させています。
一枚の写真ですが、このような工夫が込められているのです。
さて、きのうは延長戦から、選手たちのビール掛けの模様まで、
日付が変わるまで、テレビ観戦しておりました。
ついに、4年間で3度目のパリーグ制覇達成であります。
札幌移転が、ほんとうに大成功ということになったと思います。
この先も見つめて、選手のみなさんはとりあえず、体調を整えて欲しいものだと思います。
おめでとうございます。ありがとうございました。
北のくらしデザインセンター
NPO住宅クレーム110番|イザというときに役立つ 住まいのQ&A
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