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寒地住宅の研究歴史

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きのうのブログのこと、ある読者の方から、
「難しくてわからなかった」と言われました。
やはりブログのような形式では
内容を明確に伝えることは難しいですね。
ブログっていう表現形式は、若い年代のひとのを見ると、
絵文字や文字の大きさに変化を付けたりするとか、
そういう表現手段を使って、何かこれまでは表現しきれなかった
「日常生活的な発見」ということへの期待値が大きいのかも知れません。
それに対して、わたしのような年齢の人間の認識にとっては
ブログって、書き文字表現の、日記とエッセイの中間的な形態であって、
そうだとすると、明確な概念規定への厳密な態度までは維持しにくい。
概念をかなり限定して、明確な問題点整理、論理展開、
っていうようなことがらにはやはり、やや適さない感じがします。
そうなんですね、推敲もきちんとはやらないケースだって多いんです(笑)。
あ、申しわけありません。が、やっぱりそれが事実。
まぁ、一般のみなさんにとっては、
何を書いているのか不明だ(笑)、となりやすいですね。
これは簡潔に「申しわけありません」という次第です。
書きたかったのは、
北海道の人間環境創造という行為に関して、
ひたすら建物内部に限定して論じるのか、
もう少し大きい空間性について論じていくのか、の違いと言うことだと思います。
これはそれぞれのひとのスタンスの違いが大きいので、
場合によっては「かみ合わない」ことも多いのですね。
今後、いろいろな場でわたし自身も考え続けていきたいと思っています。
で、きょうは写真の建物であります。
説明も付いているので、そのまんまであります。
北総研の資料に中にあった「寒冷地住宅への研究の歴史」のひとコマ。
いまから90年前に、こういう住宅について北海道はコンペを行ったと言うこと。
これがそのコンペの結果の住宅なのだそうです。
こういうテーマでのコンペに必然性があり、
公共が先導していかなければ、
北海道にふさわしい住宅というのは、
なかなか自発的には生まれなかった歴史があるわけです。
屋根の形状と、風除室の概念、暖房設備、窓の開け方など、
いろいろ示唆的な形状がすでに考えられています。
窓はガラスを採用していますが、引き違いではなく、
上下窓が採用され、また窓面積も一般的日本建築とはまったく違います。
雪への配慮が屋根の作り方にいろいろ考えられています。
全体として、いわゆる「洋風」を踏まえたスタイルを感じますね。
いろいろなことが想像されて、まことにしげしげと見入らされた写真でした。
北のくらしデザインセンター
NPO住宅クレーム110番|イザというときに役立つ 住まいのQ&A
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