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高断熱高気密、ユーザーへの共感波及

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きのうは仙台で東北電力さん主催の省エネセミナー。
わたしも短めの講演をしたのですが、
お願いした新潟オーガニックスタジオ・相模さんの講演の前座。
わたし自身も、相模さんは直接会って話してはいるけれど
講演自体ははじめて聞くので、半分は取材者の立場です。

お話しを聞いていて
本州地域の高気密高断熱は確実に次世代の作り手に
主役が移ってきているという実感。
温熱環境の話をしていても、より直接的なビジネス場面での
実践的な活用として話されているので
たいへんわかりやすいお話しぶりでした。
断熱気密を具体的なユーザー説得の手段として
わかりやすく落とし込んだ内容にされている様子が
新鮮に伝わってきます。
宮城県と新潟県は、暖房負荷がほぼ同じという説明は目からウロコ。
やはり高断熱高気密住宅でも地域によってツボは違いがある。
その地域気候風土なりのアプローチがありますね。
ユーザーとのコミュニケーション手法では、
たとえば北海道とは大きな違いがあるけれど、
新潟と仙台では、大きな共通性があるのは事実だと思います。
ただ、仙台は太平洋側としての冬場の大きな日照があり、
日本海側の新潟よりも恵まれた条件がある。
その「恵まれた条件」に対して、
より厳しい環境の新潟や、あるいは北海道からすると
「これをフルに活用すれば、もっといいのに」と考えるのだけれど、
どうしても「まぁあるからいいや」というように感じるのが
仙台のひとの受け止めであるのかも知れません。
このあたり、金持ちのゆとりに似た心理とも思える。
冬場の日照がきわめて厳しい日本海側地方である
新潟では高級住宅ユーザーほど、こうした説得に敏感ということ。
このあたり、各地域のマーケティング分析をもっと深めたいと
あらためて思いを強く持たされた部分でした。

わたしの講演では当社制作の工務店HPでの動画の紹介をしましたが
やっぱりこれが一番わかりやすく伝わったようで、
なんと相模さんから「面白い、いいね、いいね」という反響(笑)。
https://www.youtube.com/watch?v=F6Tlc_VQLUo
説得と、納得共感とはまた少し違いがありますが
共感を掘り起こしていく力は、直感的な動画が適している。
インターネットを事業戦略の柱にしている相模さんらしい反応でした。
でも、わたしのミスで音声を低くしていたので
本当に動画だけ(笑)。でもまぁ、どうせ背景音楽だけでもあり、
より想像力を刺激した効果の方が大きかったかも(笑)。

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