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2×8の住宅

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先日函館に行ったときに見学した山之内建設さんのモデルハウス。
構造が2×8材を使用しているという重厚な壁厚。
それだけでも18cmくらいの厚さがあるので、
その内部に充填できる断熱材の厚みは通常の倍近い。
その外側にさらに板状断熱材を「付加」断熱している、という構成。
Q値で、0.6くらいのレベルを目指していると言うこと。
これくらいの断熱レベルになると、必要な熱エネルギーは
最小レベルに近づく。
実際問題として、日常の煮炊きのエネルギーや、照明や人体からの発生熱などが
無視できないレベルになってくる。
熱環境性能を極限的に追求している姿勢を感じます。
一方、左側はそのインテリアの様子。
ドアというか、建具のない入り口になっています。
室内の温度差を作らないように建具による遮断を避けながら、
それをデザイン的にさりげなく演出する工夫と思いました。
各隅角部についてはアールの処理が施されていて、
室内の照明が柔らかい印象になるように仕上げられています。
さて、本日は「長期優良住宅先導的モデル事業」のセミナーが開かれます。
選考委員会の会長である京大の巽教授などが参加されるもの。
先日は単独インタビューを受けていただいたりしましたが、
あらためて、お話を伺いたいと思っています。
北海道の目指してきた高断熱高気密の技術が
全国に向かって大きくアピールしていくのに、
この国の施策は大きな意味を持ってくると思われるのです。
省エネ・省CO2のための基本技術として、
北海道が培ってきた地域に根ざした基本技術が大きな時代的な要請に
応えられるものとして認定されていくように、大いに仕掛けていきたいと考えます。
北のくらしデザインセンター
NPO住宅クレーム110番|イザというときに役立つ 住まいのQ&A
北海道・東北の住宅雑誌[Replan(リプラン)]|家づくり・住まいの相談・会社選び

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