わたしどもでは、「青森地区限定」で、高断熱高気密住宅を啓蒙する
住宅マンガを制作し、頒布しております。
青森県内からのリクエストにお応えして発行しているのですが
おかげさまで好評で、2012年から現在まで4冊発行してきていて
4年間で、5冊発行している計算になります。
青森県庁などからも発行の度に、いろいろにご利用いただいたり
県の住宅イベントなどを通しても頒布されています。
その最新刊の第5号を、きのう上梓いたしました。
北海道から青森県に移動して、冬場に住宅街を歩くと
軒先からの「氷柱」の多さに驚きます。
街中のホテルに宿泊することが当然に多いのですが、
窓から外を見ると、木造の建物でびっしりと張り付いた氷柱が目に入ってくる。
いま、札幌市内でこういう光景はなかなか見ることが少ない。
というか、ほとんど氷柱は絶滅しつつあるのが、北海道的現実。
ご存知のように、氷柱は、住宅の断熱不良が結果するものなのです。
これは、マンガでの「説明部分」ですが、
本州地域の方には、こういうメカニズムについての共通認識はない。
まぁ確かに積雪がなく、冬場の温度低下がそうでもなければ
このような氷柱の問題は表面化しないと思いますが、
しかし本州地域でも、少なくとも東北・甲信越・日本海側地域では、
こういった問題はきわめて一般的な「住宅問題」。
だから、住宅の断熱・気密技術がすべての基本に必要なのですが、
青森県では残念ながら、むしろ顕著に無自覚割合が高い現実があるのです。
こういう住宅では、暖房効率は極端に悪いので
省エネで考えても、放置できるようなことではないのです。
住む人には、冬場の暖房費が重くのしかかってくる。
さらにこういう住宅は、木材の腐朽などが進行して、寿命も短い。
マンガの中では、主人公のうら若い女性建築士が
こうした住宅の現状改善に毎号、敢然と立ち向かっているのですが、
その様子がヒューマンタッチで描いてあります。
わたしが原作を書き、プロデュースもして
マンガは、札幌在住の西澤大さんという方にお願いしてきております。
ありがたくも、室蘭工大・鎌田紀彦名誉教授にも読んでいただいて
わかりやすいと評価いただきました。今後、電子書籍化も検討中であります。
1号は、住宅性能と2世帯同居
2号は、省エネ
3号は、高齢者と高性能住宅
4号では、性能向上リフォーム
5号では、賃貸住宅の未来形
というようなテーマ内容になっております。
1号は残部僅少なのですが、
2号以降は、ご希望の方には全国のみなさんにも
送料込み1部・600円で頒布も致します。
メール miki@replan.co.jp
まで、「マンガ希望」と書いて希望をお寄せください。
まるでセールスのようで恐縮ですが(笑)、
むしろブログ読者のみなさんとの交流の方が大きな希望です。
楽しく高断熱住宅が理解出来る素材として、ご利用くだされば幸いです。
Posted on 2月 11th, 2015 by 三木 奎吾
Filed under: リプラン&事業
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