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建築家大会インスタレーション青森

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仙台での建築家大会でのアピールとして
定禅寺通りの中央緑地帯で東北支部各県ごとの地域会による
「インスタレーション」が行われておりました。
インスタレーションって、
1970年代以降一般化した、絵画・彫刻・映像・写真などと並ぶ現代美術における表現手法・ジャンルの一つ。ある特定の室内や屋外などにオブジェや装置を置いて、作家の意向に沿って空間を構成し変化させ、場所や空間全体を作品として体験させる芸術。空間全体が作品であるため、鑑賞者は一点一点の作品を「鑑賞」するというより、作品に全身を囲まれて空間全体を「体験」することになる。鑑賞者がその空間を体験(見たり、聞いたり、感じたり、考えたり)する方法をどのように変化させるかを要点とする芸術手法である。
(Wikkipediaより)
ということなのですが、
まぁ、ようするに社会に対するアピールですね。
各県ごとにさまざまな展示がされていましたが、
写真は青森支部のもの。
青森といえば、ねぷたなので、ごらんのような行灯のような制作物が作られていました。
なかに入ってあいさつすると旧知の建築家Sさん。
中に仕舞い込む灯りを点けていました。
屋外でもあり、てっきり電球を採用しているのかと思いきや、
ろうそくを使って、火を点けているんです。
大丈夫なのかなぁと、心配になったのですが、
その辺は、さすがねぷたでみんな慣れているということでしょうか。
そんなお話しをしていたら、
「なので、使っているのはタイベックシートなんですよ(笑)」
っていうこと。
ふむふむ、なかなか考えていると、膝に手を打ちました。
タイベックって、住宅の外壁材と通気層のすぐ内側に張られる「防風層」の材料。
湿気は外部に向かって開放するけれど、
外部からの空気の進入は遮る働きをするもの。
なものですから、外で使用しても風の影響は少なくなるものと思われます。
建築家の社会に向かってのアピールとしては
こういう全体構成はなかなか考えられていて、いい。
デザインとしては伝統的なものをイメージさせながら、
同時に建築的な材料の意味を、優れて感じさせてくれています。
わたしのような印象を持つ人は多いだろうから、
その都度、防風層の意味を話せばいい。
こういうのって、優れて啓蒙的な展示としての意味があると思いました。
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