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【暖炉にみる明治の懸命な文化導入 旧岩崎邸探訪-4】

明治の初年に北海道の開拓が進むにつれて、欧米からの暖房機器の輸入、国産化がすぐに開始されていった。幕末〜明治初期の志士たちは「北門の鎖鑰(さやく〜外敵の侵入を防ぐ重要な場所の意)」というコトバを交わし合っていた。日本国家 […]

【涼やかな空気感、佇まいを求めて】

写真は、東京国立博物館中庭の茶室と、源平合戦図の水軍船の様子。 水軍船が水上を水面と交叉しながら櫂が水と会話している。主に「水の描写」をテーマとした絵図というように感じさせられる。戦争の一場面描写だけれど、瀬戸内の水に癒 […]

【囲炉裏火力調節のお魚デザイン 氷川神社末社・安楽寺庫裡-4】

現代生活で失われた日本人のライフデザイン要素として囲炉裏がある。囲炉裏は日常食の食卓であり、家族の中での自然な「座り位置」関係の表現まで含めて日本人の意識を潜在的に規定してきた。 最上位の位置は、土間方向に向かっていちば […]

【北海道・深川(省エネ2地域)の太陽光発電年間実測データ】

さて先日6/24新住協北海道・旭川例会での発表から。メゾネットタイプの6戸入居の賃貸アパート・総延べ床面積499.85㎡(151坪ほど)への太陽光発電設置・ランニングの実測値が発表されていた。 建物の性能としては0.17 […]

【大工集団「金剛組」百済から来日、四天王寺建設 法隆寺宝物館-9】

「法隆寺宝物館「聖徳太子絵伝」についての記事、第9回目は創業・西暦578年、日本最古の建築技術集団「金剛組」の聖徳太子との機縁の開示であります。 このシリーズの第一回はこちら→端正なモダニズム「法隆寺宝物館」探訪。 聖徳 […]

【そばの「うまさ」に雰囲気は欠かせない】

食事の改善に取り組んでいるのですが、それでも自宅でばかりは食事できません。旅に出たりすればどうしても外食の機会が増えることになる。そういう傾向となると対策はそば食になる。 写真は函館からの帰り道、黒松内町で入ったそば店。 […]

【四国でも高地では積雪寒冷 土佐藩・旧立川番所書院-4】

いちばん上の写真はこの番所で掲示されていたパネル写真の転載。いまの高知県と愛媛県の県境に位置する立川ですが、高地なのでこんなに積雪する気候条件なのだという。調べてみると1月の最低気温は0°。こういう気候環境では北海道と大 […]

【家大工より古い「船大工」技術痕跡 in 多摩川沿い】

今週はあすから3泊4日で出掛けなければならないので、どうも慌ただしい。それまでに片付けたいこともあり、また来週はいろいろ立て込んでいる。じっくり連載ブログネタを考えるゆとりがない(泣)。 まぁ出掛けてしまえば、否応なく集 […]

【建築文化継承と現代技術の対話 大庄屋「片岡家」-4】

この奈良県宇陀の片岡家住宅のことを書いてみて参考になったのは「JAPAN WEB MAGAZINE」さんの記事。「片岡家住宅」として記事構成されている。その記事(公開日:2010/05/06)中に当時の当主の方が「住みご […]

【母娘2人暮らしの機能性空間 下町長屋の「空間密度」-4】

 本ブログ記事では2日間ほどNEWS篇が続きました。本日からブログはふたたび住宅探訪へ復帰。江戸から続く東京下町長屋探訪シリーズの続篇。  上の写真は関東大震災前の大正期東京の下町長屋の様子。年老いた母と娘2人暮らしの長 […]