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秋田の和風住宅TV取材

きのうは秋田朝日放送のテレビ番組に出演であります。
はじめてお付き合いするみなさんばかりでしたが、
おかげさまでみなさん楽しい方たちばかりで、
2件の住宅紹介をナビゲートさせていただきました。
住宅の紹介って,大変難しい部分があります。
たしかにテレビは大きな影響力があるメディアですが、
こと住宅のこととなると、やや専門的になってしまって
一般のみなさんにわかりやすく伝えることがなかなかできない。
ご案内があったので、今回ナビゲート役をさせていただくことにした次第です。
テレビとはいえ、しかしそこはしっかり「住宅取材」なわけで、
コンパクトにわかりやすく、その住宅の良さを伝えるにはポイント付けが必要。
まぁ、清潔感あふれる相方のフリーレポーターさんに助けられました。
仕上がりは映像編集のみなさんにお任せする以外ないのですが、
まずは楽しい番組になっているのではと思います。
あ、まだ、きょうも1件の取材撮影があるんだった(笑)。

で、2軒目で見たのが、写真の住宅。
茶を習われている建て主さんの思いを実現させた住宅でした。
茶にはいろいろな流儀がありますが、
「遠州流」ということですので、利休さんのお弟子さんの小堀遠州開祖の
流派と言うことです。
茶自体はそれぞれの茶室造作作法に則ってのもののようですが、
随所に驚くような本物の無垢材が使われていて
その作り手のこだわりを深く感受させていただきました。
とくに写真の床柱は、表面の皮を剥いで白木の素性を露わにしているのですが、
まるで金色のような肌合いが顕れていて、
その美しさに見とれてしまいました。
建築会社の方も樹種を忘れていましたが、
わたしもまったく見たことのない美しい木肌でした。
また、間仕切り壁には竹木舞下地でワラ入りの土壁が塗り込められています。
さらに左手の床板、棚板にはケヤキの1枚板が使われていました。
こういった無垢材の美しさで作られる空気感を楽しむのが和風の美。
やはり通り一遍の住宅紹介では伝えきれない部分です。
まぁわたしも、久しぶりに楽しく拝見させていただいた住宅でした。
この番組、放送は秋田県内で2月9日の土曜日の「サタナビ」
という地元制作番組のなかと、それに続く15分枠番組ということ。
残念ながら、その日は仙台での出張予定があるので、
リアルタイムの視聴は不可能。
ビデオをお送りいただけるようなので、そちらで確認です。
秋田のみなさん、ぜひご覧くださいね。
さてもう1件の撮影、がんばるぞ、と。

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