釣り好きのひとにお話を聞く機会がありました。
わたしは、どうも心のゆとりが少ない方で釣りは今のところ・・・
なんですが、お話を聞くのは大変楽しい。
ところが、よく聞いていて気になることが。
その方は北海道中、それこそ川という川は歩いているのだそうですが、
ここのところ、家電製品の不法投棄があらゆる場所で目につくようになってきた、
ということなんですね。
きっかけは容易に想像ができます。
そうですね、家電リサイクル法の施行でしょう。
家電品は古くなって廃棄したいと思うと
そのメーカーに言って、回収してもらわなければならないことになっている。
大型ゴミでも自分で処分場に持っていかなければならないのですが、
(か、もしくは連絡してお金を払って回収してもらう)
それよりも難しくなっているのが現実。
わが社でも一度、パソコンと周辺機器を廃棄するとき、
まともにメーカーに連絡したら、時間はかかるは、手間はかかるは、
ということで、そういう専門業者さんに依頼したのです。
そちらのほうが安かったのだけれど、
どうも、こういう業者さんを育てるための法律だったのかと
変な得心をした経験がありました。
まぁ、前振りが長くなったけれど、
そういう家電品の処分の面倒さが、結果として
自然破壊を進めているのが現実なんですね。
もちろん、なにより不法投棄など、とんでもない行為です。
許されるものではありません。しかし、
どう考えても、法律の作り方とか、運用の仕方とか、
最近の方向はどうも、おかしいと思われることが多すぎます。
わたしの家の前に、子供用の自転車が2台、放置されていたことがありました。
だれかが忘れていったのだろうと、数日置いておいたのですが
誰も取りに来ない。
遺失物として警察に届け出るのがいいのでしょうが、
面倒なので廃棄を考えて、困った。
そうなんですね、あの大型ゴミの面倒な手続き・・・。
面倒の上にまた面倒を強いるような法律。
やむなくお店に行って、お金を払って処分してもらうことにしたのですけれど・・・。
当然こういうようなケースも考えて、有用な法律を作るべきなのだけれど、
最近の法律の作り方は、一方的な押しつけが非常に目につく。
住宅関係でも「瑕疵担保法」という無理難題が大問題になってきていますけれど・・・。
そういう次第なんですが、
市街地であれば、まぁ、方法は考えられていくでしょうが、
人が滅多に行かないような場所に不法投棄された家電品を
また、わざわざ税金を使ってきれいに自然回帰するという作業は気が遠くなる。
というか、ほとんど無理だと思うのですが、どうでしょうか?
生類哀れみ令ではないけれど、もう少し考えていかないと、
自然破壊のスピードはどんどん進むに違いありません。
みなさん、この問題、いかがお考えでしょうね。
NPO住宅クレーム110番|イザというときに役立つ 住まいのQ&A
北海道・東北の住宅雑誌[Replan(リプラン)]|家づくり・住まいの相談・会社選び
Posted on 6月 27th, 2008 by replanmin
Filed under: 状況・政治への発言
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