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学生の匠より〜1

先日紹介した「学生の匠」リフォームコンクール応募作品から、そのポイントなどをいくつかご紹介します。
きょうは「優秀賞」を取った北海道職業能力開発大学校・田中洋介さんのチームの作品。
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今回のリフォームのテーマは、建築的には軽量鉄骨造でいわゆる38条認定(建設大臣が特に認めた)工法で建てられた住宅であるということですが、一方で同時に、子育てが終わり、子供がそれぞれに巣立ったあとの「団塊の世代」が、そのあとどのように暮らしていくのか、そのことを器のリフォームを通して建築の側がどんな提案が出来るのか? ということがほんとうの意味でのポイントなんです。
この田中君チームの作品で特徴的なのは、道路に面していた玄関の位置を変更して、いままでの居間・ウッドデッキの場所に移動させることで、仕切られた中庭を作り出した配置計画。
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こうした配置でリフォームすることで、外部から仕切られた庭と、車庫・玄関が一体になった奥行きのあるアプローチという半外部のスペースがふたつ確保されています。
子育てが終わっての夫婦の暮らしをかんがえれば、庭をどう楽しむか、というのは戸建て住宅での暮らしの大きなポイント。その点をこの作品は十分に伝え、よいプランニングでまとめていると言えます。
また2階にも、あえて内部に取り込んだようなデッキスペースを作り出し、できるだけ自然と親しみ、光にあふれるような暮らしを提案しています。
リフォームにはそれぞれちゃんとしたテーマがあります。
建築の側は、それをきちんとユーザーにわかる形で表現するべきだと思います。それが、住宅リフォームがより大きなマーケットを切り開く鍵になると思います。 そんなふうに学生(つくる側)の提案にふれてみると、実は住宅建築って、楽しさがもっとふくらんできます。みなさん、ぜひごらんになってみてください。(現在リプラン社屋2階展示室で一般公開中です)
PS  駒大苫小牧、すごい! えらい!  がんばれ!!

One Response to “学生の匠より〜1”

  1. PS 駒大苫小牧、すごい! 同感
    決勝戦もがんばれ!

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