新住協の加盟工務店は、どんどん温暖地域、
関西から中国四国、さらに九州へと拡大しています。
なんと、来年の総会開催地は広島県に決定しました。
まだ少人数とはいえ、高断熱高気密の住宅技術で、夏の蒸暑に立ち向かおうという
そういったビルダーさんが確実に増えていっています。
そうなってくると、
本格的に蒸暑地域・温暖地域での夏期対策が論議されていかなければならない。
断熱を基本として、日射遮蔽の技術がより大きな要素を占めることになる。
しかし、一方で、この写真の関東以南地域での住宅雑誌記事のように
「断熱よりも・・・」という表現も見られる傾向には、
さてどうなのでしょうか、と思わざるを得ない。
また、冷房付加の計算ソフトなどで、
断熱を厚くしていくと、むしろ熱計算上は冷房のエネルギーが上がるように
そういう計算結果が出るようになっているとも聞きました。
詳細についてはわからないので、うかつには書けないのですが、
しかし、暑い地域で屋根に断熱をしないでいいわけはない。
また、札幌などでも最近は暑い夏が来ますが、
実感としては、断熱がしっかりしている住宅ほど、夏も涼しい。
もちろん、いったん室内温度が上昇しすぎると
それを温度低下させるのは、難しいとも言われるけれど、
日射を遮蔽して、夜間の冷気の室内導入などを心がけると
驚くほどひんやりとした室内環境が実現する。
そういった生活実感を持っているので、断熱が優先しないなどありえない
というように思っています。
今後、こういったことについて、
正しい理解と、常識が見えるようになることを期待したいと思っています。
Posted on 5月 24th, 2011 by replanmin
Filed under: 住宅性能・設備
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