みなさんは「運転シミュレーター」の使用体験はありますか?
恥ずかしながらついに体験であります(泣)。
わたし自身の個人情報に関わる、ということなのだそうで、
あんまり情報を詳細に記述することは避けたいのですが、
日頃のクルマ運転努力に対してのご褒美のように、
丸1日、再度の運転講習を受けさせていただいていたのです。
おかげで出張予定を丸1日早めさせられてもいました。
通知から約10日ほどでの有無を言わせぬ日程設定なので、
まことに権力そのものの対応ぶりであります。
で、無事に満了することが出来たのですが、
そのクライマックスのような授業がこの運転シミュレーター。
わたし年代なので、こういった仮想現実型ゲーム装置には
たしかにあんまり慣れもないのではありますが、
この嫌悪感には、どうも得体の知れないところを感じておりました。
約40分ほどのコースで、実際にアタッチするのは合計5回。
たぶん操作時間は延べでも10分程度でしょう。
ところが、実際のクルマ運転とはまったく似ても似つかない体験。
アニメーション画面を強制的に見させられて
遠近感もない平面的描画に対して「適当な距離感判断」を迫ってくる。
ブレーキ制動距離も勝手に装置側で決定していて
それに慣れる時間も取らずにいきなり操作させられる。
画面上にキケンと思われる画像が現れたら、わたしの場合、すぐに
ブレーキを踏みすぎてクルマを停止させてしまった(笑)。
さらにあきらかに緊急運転対応を迫ってくる予定なのに
「スピードを40kmまで上げてください」とか命令してくる。
その先で「どうして減速しなかったか」と言うに決まっているのに
まるで欺すかのように言ってくる嫌悪。
その上「路側に寄って停止してください」という命令も
アニメ画面だからのっぺりしていて距離感がまるでなくて
それなのに少し寄りすぎると「ガリガリ」という効果音だけはリアル。
こういうことを5回も繰り返されることに
わたしの繊細な神経は音を上げてしまったということですね(笑)。
大体、そのあと事故った映像を繰り返し見させられるのです。
アニメであっても、仮想現実画面にだんだん慣れるほどに
その体験嫌悪感はいや増してくる。
都合よく慣れろと命令して、一方でアニメだからいいでしょみたいな。
やや風邪っぽい体調もあったのか、
この運転シミュレーター操作後、しばらくの間は
ダメージがアタマに残って、頭痛やら腹痛やらに見舞われておりました。
まぁこういうのが目的の「ご褒美」としての拷問なのか、と。
Posted on 11月 22nd, 2018 by 三木 奎吾
Filed under: こちら発行人です, 日本社会・文化研究
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