さて本日よりReplanの旗艦誌、北海道版最新号118号予約販売の開始です。
わたし自身はまだ大阪にいるのですが、ようやく本日「帰還」予定(笑)。
で、特集のタイトルは「冬を楽しむ」ですが、わたし個人としては
「冬が楽しみ」というように考えています。以下その開示。
今号の特集は冬への対応ということです。
なんですが、わたし個人としては冬への北海道人の感じ方に強い興味がある。
北海道島に多くの日本人が住み始めて150年ほど。
それまでの日本人の生活文化は、たぶん、季節というものに対して受動的だった。
花鳥風月文化にみられるように、自然な四季変化はそれを受動的に感受するもの。
そのことは、きびしい気候の冬にあっても同じであり、
その寒さは「堪え忍ぶ」ものとして認識されていたのだと思う。
そんな生活文化を持った国民性にとって、北海道の条件はあまりに過酷だった。
堪え忍ぶ生活を北海道の気候条件は許してくれなかった。
そこを見切った上で北海道に暮らすことを主体的に選択した人たちによって
もっと能動的に気候風土に負けない住環境の構築がなされた。
そしてそれはおおむね技術的に達成されている。
たぶんいまでは、冬場の室内気候では日本中で、
北海道が「いちばん天国に近い」かもしれない。
そういう住環境が実現してきて、ひとびとの暮らしレベルでも
独特の「冬の楽しみ」が生まれているかもしれない。
そんないまの北海道の住と暮らしを考えてみた。
まだわたしたち誰もが意識はしていないけれど、
むしろ「冬がたのしみ」とまで、いまの北海道の住宅は到達しているかも知れません。
あたたかく安全な環境が、住宅性能・窓の進化の結果、獲得されている。
表紙のような外部の景色も、静かで安逸な室内から楽しんでいる。
冬の雪嵐すら、一服の絵画のように楽しめている現実がある。
住宅性能の進化が、まったく違った「楽しみ」を創造している。
そんな暮らしと生活感を、発見してみたいと思っています。
リプラン北海道版118号が9月28日(木)に発売されます!
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9月14日~21日までにご購入された方は、一部地域の方を除いて、
発売日の9月28日までにお手元に配送致します。
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Posted on 9月 16th, 2017 by 三木 奎吾
Filed under: リプラン&事業, 住宅マーケティング
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