きのう、札幌から前日泊で新潟に参りました。
本日から3日間、住まいと環境 東北フォーラムの新潟視察の旅です。
ただ、札幌からだとちょうどいい時間のフライトがなかなかない。
それと、気になっていたビルダーさんにお話しを聞きたいと
無理をお願いして、休み明けの夕方訪問させていただいた次第であります。
お伺いしたのは、オーガニックスタジオ新潟の相模社長です。
「新潟といわきを結ぶ線が、住宅性能の最前線ラインなんです(笑)」
という独自の分析で、新潟での家づくりの状況を教えていただきました。
相模社長は、大学では経済が専門だったと言うことで、
卒業後はなんと、住宅FCの会社に就職しマーケティングを専門にしてきた。
その後、そのFC店のひとつに入社し、15年間営業を経験。
中越地震後、独立されています。
工務店さんというと、親の代からの大工さん技能者というのが
基本パターンですが、そのあたりでもちょっと異色。
実は、Facebookなどでの情報発信で「友だち」になり、
そのやり取りの様子から、工務店経営の面などで一度、
北海道東北で、講演その他をお願いしたいと思っていたのです。
住宅づくりでは、正調な新住協の家づくり、なかでも
秋田の西方設計さんに師事されているようで、
スタンダードでまっとうな高断熱高気密住宅を手がけられている。
デザイン的には、社名通り、無垢素材の美しさを際だたせる
風合いが特徴的で、なお、外構計画にも独自なスタンスが見えます。
最近は、YKKAPさんの全国での講演や
住宅専門紙「新建ハウジング」さんでも連載を執筆されるそうで、
いま、全国の工務店さんの注目の的の存在。
しかしわたしが面白く感じているのは、なんといっても
その「情報発信力」であります。
工務店さんのトップの方というのは、
「ものづくり」ということでは、常に現場があって、
最先端の家づくりのそれこそ現場的な、
なまなましくて、誰にでも理解出来る情報に日々接しているけれど、
どうも、その情報を世間に発信することに慣れていない。
そういうなかでは、相模さんの会社はスタッフのみなさんも含めて
現場からの情報発信パワーがすばらしい。
わが社でも、ビルダーさんの情報発信について、
WEBや雑誌などのメディアを通じてお手伝いさせていただくのですが、
その手法のあれこれについて、情報をお聞きした次第であります。
まぁ、そのことのヒントについて私なりの気づきもありました。
相模社長、お忙しいなか、お付き合いいただきありがとうございました。
今後、ご協力をお願いしていきたいと考えています。
さて本日から新潟住宅関連見学の旅。
このブログでも、ご報告させていただきたいと思います。ではでは。
Posted on 8月 18th, 2015 by 三木 奎吾
Filed under: 住宅取材&ウラ話
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