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第1回建築家住宅バス見学会

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きのうは第1回建築家住宅バス見学会。
北のくらしデザインセンターの大きなイベントとして
セミナー・相談会とは別に
実際の住宅を見に行くツアーというのを
以前から計画していまして、ようやく実現できたもの。
朝、9時札幌市中心部のテレビ塔前に集合して、夕方4時半くらいまで、
札幌市内の住宅全8件を巡り歩くツアーです。
初めての試みと言うことで、参加者は全17名。
わたし自身もほとんどが初めて見学する住宅ということで、
大変興味深く、楽しみながら、参加者のみなさんと
いろいろお話ししておりました。
それぞれが個性的で、世界にふたつとない住宅ばかり。
コストもそれぞれ、まったく違っています。
また建築家もそれぞれ、個性が異なっていて、
まったく独自の価値観・デザイン感覚が展開しています。
ただし、建てられている敷地は、札幌の西側の宮の森や円山・界川といった
高台敷地で、緑の環境が得られやすい地域が多かったのが特徴的。
まったくの平坦地というのは1件だけでしたね。
で、その1軒の家も川縁という条件。
やはり、敷地選びから、個性的な「暮らし方」ということに
強い興味を持っている方たちが多いという感じがしますね。
札幌って、全国のどの都市よりも
そういう意味ではまだまだ、自然を感受できる環境が、
さまざまに残されていて、
「こんな暮らし方が出来るんだ」という発見ができる街。
全国で建てられている建築家住宅が、どちらかといえば、
自閉的で、周辺に対して無機質になっていて、
そういう無表情さが、かっこいい、っていうように
誤解が進んでいるように思われる中では、
きわめて特徴的に、周辺との関係性に重要なテーマ性を持っていると感じます。
このあたり、なんと表現していいかわからないけれど、
札幌に暮らすっていうことが好きになるような家づくりがある、っていうことか。
逆に言うと、それ以外のところでは、
どうもそのような「地域性」というものが感じられないデザインが多い。
シンプルな箱に、どんどん、還元されていて
そういう意味では、「デザイン」というものに近づいていて、
「家づくり」という、こころの襞を感じる部分がなくなっているように感じる次第。
わたし自身も、札幌を離れていろいろな住宅を見て歩くことも多く、
久しぶりに札幌の家を集中して見ることで、気付く部分ですね。
っていうようなことで、
バス見学会、第1回が終了いたしました。
けっこうなボリュームで見て回ったので、さてみなさん、
どのような感想を持っていただけたか、
でも、帰り際、みなさん、ちょっと疲れてはいたけれど、
楽しそうな笑顔を見せていただけたので、
すこしはお役に立てたかも知れません。
また、時期を見てやりたいと考えています。
別に建築家に家を頼む方以外でも、凄く参考になることは保証します。
家を建てる計画を思い立ったら、
ぜひ、こういう機会、大いにご利用ください。
北のくらしデザインセンター
NPO住宅クレーム110番|イザというときに役立つ 住まいのQ&A
北海道・東北の住宅雑誌[Replan(リプラン)]|家づくり・住まいの相談・会社選び

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