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ビジネスホテル戦争

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昨秋以来の景気後退で
出張客の減少が見られるという話題がでていました。
相次いで発表されている大企業業績の大幅下落とリストラの話題。
減速し、生産が急減している状況の中では
すべての業種で、経費の圧縮が最優先の課題になっていると思います。
ビジネスホテルは、年間の出張が50日を超えるような
わたしの場合、身近な話題です。
考えてみると、東横インが凄い勢いで全国にフランチャイズを広げた時期って、
企業の側では、支店の統廃合が推し進められた時期に符合していました。
統廃合して、支店設置のコストをカットし、
その分、東京などからの出張で顧客対応するようになった。
必然的にビジネスホテルの需要は高まったけれど、
その時期には、インターネット常時接続というホテル側の対応がなかった。
ビジネス現場では、たとえ出張中でもインターネット接続で
会社内情報システムに接続して意思疎通を図るのが常識。
そういう需要に対して、
ピンぼけな対応だったのが、既存の、立地と名前だけの
格式にすがった経営を行っていたシティホテル群。
首都圏は別にして、地方都市ではこの手のシティホテルの凋落は激しい。
一方で、東横インが仕掛けたブロードバンド常時接続と低価格路線は
後続の参入を呼んで、活性化して、
既存のビジネスホテルを巻き込んだ大戦争を呼んでいます。
北海道内の、たとえば帯広などは、
駅前がすべてビジネスホテル群が空地を埋め尽くしているような状況。
そういうなかでは、
既存の地域密着型のビジネスホテルというのはきびしいでしょうね。
どうしても不案内な土地では、なじみのある名前で
全国一律、だいたい同じサービスが受けられるという安心感が大きい。
どうしても、その地域の地方ホテルのことを思い出すまでには時間がかかる。
写真は函館のシエナホテル。
カミさんもOL時代には出張でよく泊まっていたということ。
一度、いっしょに宿泊した記憶もあるのですが、
函館に泊まることが決まっても、なかなか思い出すことってないものですね。
まぁ、函館のビジネスホテル戦争では
温泉付き、っていうのまで登場しているから、
サービス格差も出てきているので、選択するかどうか、
ではありますが、それにしても、目の前に見て、
そうだ、函館って,こういうホテルもあったよなぁ、
とようやく思い出す程度。
一地方中小企業者としては、ぜひ応援したいと思う反面、
上記のような理由で、なかなか選択しにくくなっていますね。
北のくらしデザインセンター
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